いきなりですが…
タジキスタンの通貨「ソモニ」は、ウズベキスタン市街地では両替できません。
ウズベキスタンに限らず、他の国でもそうだと思います。（中央アジアの中でも、タジキスタンソモニは弱いらしい）
なので、タジキスタンソモニを持っている場合は、空港や国境で両替を済ませてから移動することをおすすめします。
私たちはこれを知らず、失敗しました。
タジキスタン（パンジャケント）からウズベキスタン（サマルカンド）へ陸路で行ったのですが、「隣国なんだから両替できるだろう〜」という軽い気持ちでいざ市街地へ行くと、できませんでした。
大焦りです。
なんせ、日本円で9,000円分くらいのソモニを持っていましたから…。ウズベキスタンに3泊はできるほどのお金。プロフでいうなら25皿分です。それが紙切れになるのはショックが大きいです。
まだ日本やタジキスタンにいてこれを読んでいる人は、私たちの二の舞にならないように気をつけてください。
でも、
既に私たちと同じような状況になって焦っている、そんな旅人さんのために、ここに情報を残します。
【解決策】結局どうする？
いつくか選択肢を挙げるので、ご自身の旅行のスタイルに合う方法で対応してみてください。
×銀行
まずは銀行へ行きましたが、NOと言われました。
正規の方法ではダメそうです。
△ホテルの人に頼む
ウズベキスタン国境からサマルカンドへのバス移動で、到着したのがこの辺りでした。（運賃支払いのときに、ウズベキスタンではソモニを両替できないことが発覚）
なんと、このGreen Hotelのフロントスタッフさんが、日本語が話せる方だったのです。
バスを降りた後、両替はどうしようかとうろうろしていたら話しかけてきてくれました。
そこで、ソモニをスムに替えたいという話をして、「先に試しに銀行へ行って、もしダメならしてあげるよ」と言ってもらえました。
先述したように、銀行ではできなかったので、後日その方の元へ。
ボスに電話で確認してもらい、「相場よりレートは悪いけど大丈夫？」と説明を受けましたが、全額パーになるより全然いいと思い、替えてもらいました。
600ソモニ（約8,820円）持っていて、1枚は汚い（少し破れていた）ので替えられないということで、500ソモニ（約7,350円）を交換。
もらえたスムは500,000スム（約5,880円）と、交換レートの悪さから約1,470円のマイナス。
少しイタいですが、それでも神様的な存在に思えました。とても親切な方でした。
△国境へ戻る
国境へ戻るという選択肢も考えました。
ただ、サマルカンド市街地から国境まではバスで1時間半ほどかかります。往復3時間…。
とても暑い時期だったので、そこまでする元気はありませんでした。
バス代は往復700円くらいだったと思うので、コスト面ではそれほどイタくありません。もし、時間と元気がある方は、この方法でもいいかもしれません。
※サマルカンド空港は国際空港なので、空港でも両替できるかも？車で片道20分と近いので、ヤンデックスタクシーなら往復数百円で行けるはず。
試していないので確証は持てませんが、今思うと空港もアリだったかもしれません。
◯ウルグットバザールへ行く（おすすめ）
その後、いいレートで両替してくれるところを見つけたので、ここをおすすめします。
それが、ウルグットバザールです。
サマルカンドからミニバスで40分と少し時間はかかりますが、観光としても十分楽しめる場所です。
私たちは、「スザニ」というウズベキスタン伝統刺繍を見る目的で行ったのですが、全体的にバザールの“人”がよすぎてとても楽しい思い出になりました。
ウルグットバザールの魅力はこちらの記事にまとめています。
この時点では、汚いからという理由でホテルの人には両替してもらえなかった100ソモニが残っていました。
ウルグットバザールで声をかけてきた人（なにかを勧誘しているおじさんたち？）がいたので、試しにソモニをスムに両替してくれないかと聞いてみると、まさかの両替OK。
レートはほぼ適正だし、汚いお札でも受け取ってくれました。
だから、もし困っている人がいれば、観光がてらウルグットバザールで両替してくれる人を探してみてください。
※決して確実ではないので、あくまで手段として捉えてください。
無事に全てのソモニを両替することができて一安心。かなりソワソワしましたが、今後は国を越えるときには基本情報をしっかり調べることを肝に銘じます。
この情報が誰かのお役に立てると幸いです＾＾
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