ウズベキスタンの首都、タシケント。
「中央アジアの玄関口」とも呼ばれていてかなり発展している街ですが、観光要素は少ないため、1泊もせずに他の都市へ移動する旅行者もいるそうです。
私たちは、そんなタシケントになんと9泊しました。※よく、「え、タシケントに9泊！？」と言われます。
この記事では、タシケント滞在中に訪れた観光スポットやレストラン・カフェ等について共有します。
観光スポット
訪れたところをさらっと紹介します。
チョルスーバザール（Chorsu Bazaar）
タシケントの大きなバザールです。
食料品、日用品、雑貨、衣類、お土産など、何でも売っています。日本では馴染みのないものもあり、異国間を感じられる場所です。ぶらぶら歩いて周るのがとても楽しいです。
中でも、ウズベキスタンの「ノン」という大きくて丸いパンの製作過程が見られる工房が楽しかったです。
こんなに大きい！
ちなみに、このバザールでウズベキスタンっぽいパンツを購入しました。お値段なんと約650円。安い！
クケルダシュ・マドラサ（Kukeldash Madrasah）
ここは、チョルスーバザールから歩いて行けるマドラサです。
マドラサの中で描いているカリグラフィーアート
サマルカンドやブハラのマドラサよりはかなりこぢんまりしています。
アミール・ティムール博物館（Amir Temur Museum）
ウズベキスタンの歴史が学べる博物館です。
私たちはウズベキスタン人の友人ドストンさんにじっくり解説してもらったので2時間くらいいましたが、大体滞在時間は30分〜1時間程度のようです。
ドストンさんに案内してもらった1日のことは、こちらの動画にまとめています。彼の日本語ペラペラっぷりも、ぜひ観てみてください！
「アミール・ティムール」という王様が今でも愛されていることがわかりました。
館内に入ったら、この豪華絢爛な大ホールがお出迎え。
ドームの細部の絵を見るのもおもしろいです。
数多くの宝飾品や絵画も飾られていました。
アミール・ティムール広場（Amir Temur Square）
大きなティムール像があります。
像を見るのはもちろん、すごく広くて緑の多い公園なので、ベンチに座ってゆっくり過ごすのにもぴったりです。
像がある場所の近くには、このような賑やかな通りもありました。
卓球、アーチェリー、マッサージチェア、屋台などがあり、子どもから大人まで楽しめるスポットです。スーツを着た多くのサラリーマンが卓球をしているのが印象的でした。昼休みに一汗かくのが習慣なのでしょうか。
ちょっとした食べ物や飲み物も買えます。
屋外ですが、座ってお茶をする場所もあります。
ウズベキスタンはフルーツティーが安くて美味しい！
タシケント・シティ・パーク（Tashkent City Park）
この辺りに来て、まずこう思うはずです。
タシケント、都会すぎ！
高層ビルに巨大モール、おしゃれな住宅街…。タシケント、すごいです。
ここでは毎日18:30〜噴水ショーがある
この噴水ショーのクオリティが結構すごかったので、このエリアに行く方はぜひショーの時間に合わせて行ってみてください。（※始まる時間は時期によって変わるかもしれません）
ちなみに、ショッピングモールの地下にある銀行では両替もできました。
マジックシティ（Magic City）
ここを一言で表すなら、「ウズベキスタンのディズニーランド」です。
立派なアミューズメントパークなのに、無料で入ることができます。
豪華なエントランス。
お城もライトアップされていて、雰囲気抜群。
船に乗ることもできるし、なんと、ジップラインまでありました。さらに、ここでも噴水ショーがあります。ショーは19:00〜23:00の間、1時間に1回行われるようです。太っ腹…！
タシケント観光については、こちらの動画をぜひ観てみてください。
レストラン・カフェ
私たちは基本節約派なので外食は少なめですが、行ったレストランやカフェを紹介します。
キャラバン（Caravan）
タシケントで観光客に人気のレストラン。ウズベキスタン人の友人のおすすめで一緒に行きました。
古い家屋をリノベーションしたようで、外観と内観が最高です。素敵すぎて、「うわぁ〜」と声が漏れました。
“ウズベキスタン感”のある雰囲気のいいお店に行きたい方にはぴったりです。
値段は、特別高いという印象はありませんでした。
サラダはどれも美味しい！
スープにお米が入ったマスタヴァ
麺料理ラグマン
店内では、ウズベキスタン伝統音楽の生演奏もあります。
プロフセンター（Plov Center）
チョルスーバザール内にあるお店です。
ここでは、大鍋でプロフを作る様子を見ることができます。
味は…当然ですが、油っぽいです。そして、結構ラム臭強め。
プロフの味は各地で少しずつ違うようなので、いろいろ試してみるのもおもしろそうですね。
チャイハナ街
チョルスーバザールのチャイハナ街では、シャシリクやプロフなど、様々なウズベキスタン料理を屋台感覚で楽しむことができます。
値段の記載はないので、ぼったくり注意！注文する前に値段を確認した方がいいです。
レバノン料理店「Forn Lebnen」
宿の近くに口コミの良いレバノン料理のお店があったので、ウズベキスタン料理は一旦やめて、レバノン料理を食べにいきました。
マナキッシュという料理が美味しいみたいです。
Zataar & Labneh（マナキッシュ）
この2つがレバノンの定番だそうです。ハーフ＆ハーフで2種類楽しめました。
Falafel（マナキッシュ）
本当は丸いコロッケのようなファラフェルを想像していたのですが、これが来ました。味はピクルスピザといった感じ。想像していたファラフェルは、スナックメニューにあったようです。
ティーも、多くの種類の中から匂いをかいで選ばせてもらえました。
ウズベキスタン料理に飽きてきたら、ここへ行くのがおすすめです！（サービス料は15％だったと思います）
ビール専門店ペリカン（Pelikan）
クラフトビールのお店で、タシケントに複数の店舗があります。
たくさんの種類の中から選べるだけでなく、ペットボトルに入れてもらって持ち帰ることも！
ビール好きの方にはたまらないお店です。
カフェ・ボン（Cafe Bon!）
タシケントに何店舗もある、人気のおしゃれカフェです。
ドリンクやデザートをはじめ、多くのフードメニューがあります。店内は広くて過ごしやすいので、仕事をするのにも利用できます。
宿
タシケントでは、3種類の宿に宿泊しました。
Topchan
詳しくはここにまとめています。
タシケント駅から徒歩30分くらいかかりますが、朝食付きなのがとてもよくて、ここに6泊しました。
Art house hotel
チェックイン時間に行ってもまだ部屋が用意されていなくて、1時間ほど待ちました。断水のタイミングと被り、清掃ができなかったようです。同じように待っていた旅行者は、待ちくたびれて予約自体をキャンセルして帰っていきました。
部屋はとても綺麗で、専用バスルーム付きでした。
朝ごはんはビュッフェ形式。種類は他にもたくさんありました。
チェックイントラブルはありましたが、シャワーも朝食も良く、結果的にはいい宿でした。
Hostel Point
いろいろあって、急遽タシケントにもう1泊することになったので泊まりましたが、正直あまりおすすめしません。カザフスタン国境へ行くための地下鉄“Shahriston”駅に近いです。
↓いろいろ
ドミトリーのベッドは清潔でした。
キッチンは、調理器具の多くが汚れていました。
バスルームも一見綺麗ですが、トイレットペーパーがなかったり鍵が壊れていたり。シャワールームに入ると、シャワーヘッド部分が落ちていました。
全体的に、陰気くさいというか、アジト感があるというか…。
1泊1,000円ほどなので文句は言えませんが、1泊だけなので耐えられたという感じです。
その他
交通手段
私たちは、以下の4種類の交通手段で移動していました。
- ヤンデックスタクシー
- 地下鉄
- 市バス
- 徒歩
交通手段についてはこの記事にまとめているので、詳しくはこちらをご覧ください。
協力隊訪問
タシケントで9泊も何をしていたのかというと…
観光ももちろんですが、JICA海外協力隊としてタシケントで活動する現役の隊員さんを訪問していました。
私たちは2人とも元JICA海外協力隊員なので、他国の隊員さんの活動に興味があり、お邪魔してきました。異国の言語を学び、現地の方々と関係を築き、日々奮闘されている隊員さんたちはとても輝いていてかっこよかったです。
この姿をぜひ多くの方々に知ってほしいです。
隊員さんたちの活動の様子はこちらの動画にまとめています。ぜひ観てみてください！
【かなさん/青少年活動】
【えみこさん/青少年活動】
【かつさん/日本語指導】
さいごに
いかがでしたか？
タシケントは、他の都市に比べると確かに観光地が少ないですが、首都ならではの豪華なスポットが多い印象でした。
スーパーは多く、交通機関は整っていて、とても過ごしやすいので長期ステイにもぴったりだと思います。
ぜひ、タシケントでの滞在も楽しんでください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました＾＾
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