日帰りじゃもったいない!セブンレイクス観光は宿泊がおすすめ

手作り料理を持った美しい民族の女性 タジキスタン

タジキスタンの人気観光スポット「セブンレイクス

山奥に佇む神秘的な7つの湖は、自然&絶景&秘境好きにはたまらないスポットです。

私たちは、ウズベキスタン(タシケント)、カザフスタン、キルギスと旅してきてタジキスタンに入りましたが、その中でも「セブンレイクスが一番好き」と感じました。

もし日帰りで帰っていれば、そのようには言っていなかったと思います。

ウズベキスタンのサマルカンドから近く、日帰りツアーなどもあるようですが、より楽しむためにも、私はセブンレイクス周辺に1泊して観光することをおすすめします。

セブンレイクスに興味があり、日帰りか宿泊かで迷っているという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

日帰りか宿泊か

まず、日帰りで行くか宿泊して行くか問題について、自分なりにそれぞれの特徴をまとめてみました。

日帰りの方がいい方

  • 全ての湖をさらっと見ることができたらOK
  • 時間や日数に余裕がない
  • できるだけ節約したい

宿泊の方がいい方

  • 時間をかけてじっくり楽しみたい
  • お金がかかっても滞在を充実させたい
  • 写真や動画を撮るのが好き

加えて…

  • 田舎や村の暮らしが好き
  • 地元の人々と関わりたい
  • デジタルデトックスをしたい

日帰りだと楽しめないというわけではありません。

ただ、上の「宿泊の方がいい人」の特徴に一つでも当てはまった方は、宿泊して観光するのがいいのではないかと思います。

次から、ゲストハウス、食事、アクセス、費用など、宿泊に関することについて触れていきます。

セブンレイクスの観光詳細については、こちらの記事をご覧ください。

Jumaboy Guesthouse

セブンレイクスにはいくつか宿がありますが、4つ目の湖周辺にあることが多いです。

というのも、4つ目の湖は1〜7つの湖の中間地点なので、トレッキングを楽しみたい場合、1つ目へも7つ目へも行くことができる立地の良い場所だからです。

私たちが泊まったのも、4つ目周辺にある「Jumaboy Guesthouse 」です。

Googleマップでもbooking .comでも口コミが良かったので、ここに決めました。

施設

ジュマボーイゲストハウスは、自然溢れる山にある小さなゲストハウスです。

英語が話せる男性と、掃除や料理などをしてくれる女性の方々がいました。

小さな女の子まで掃除やお手伝いをしていてびっくり!

到着したら、ウェルカムドリンクとスイーツを出してくれました。

湖散策で疲れた身体に染みます。

水汲み場。ローカルな暮らしにわくわくします。

洗濯物の乾かし方…田舎!好き!

こんな博物館に置いてあるような道具を日常使いしているなんて。

川や湖で獲れた魚。自給自足の暮らしが垣間見れます。

Wi-Fiは使えませんでした。(2025年5月時点)

ゲストハウスではWi-Fiは使えませんでしたが、1日ぐらい問題ありません。絶好のロケーションの中、デジタルデトックスを楽しみました。

※今は改善されているかも?

部屋

写真は撮っていませんが、ツインの個室に泊まりました。

山奥なので、朝晩は冷えます。防寒着の持参をおすすめします。

バスルーム

トイレ・シャワーは共用で、それぞれ2つずつありました。

トイレは問題なく使えましたが、シャワーは水圧が弱く、お湯も熱々ではありませんでした。

ただ、私たちがチェックアウトする日にバスルームの工事をしていたようなので、Wi-Fi同様、今は改善しているかもしれません。

食事

この宿で最高だったことの一つが、食事です。

セブンレイクス周辺にレストランはありません。

そのため、夕食は宿で食べる(有料)食べ物を持参するかの2択になります。

夕食:1人8ドル(約1,140円)

正直、お高めです…。

節約派の私たちは、パンジャケントの市場でバナナやパンなどの食料を購入して持参していましたが、結局、追加料金を払って宿のご飯を食べました。

なぜかというと…、ローカルな調理風景に惹かれたからです。

まるでキャンプ場の調理場。

山で集めてきた焚き木をかまどへ投入し、

火を起こします。

かまどの火でぐつぐつ煮られる野菜たち。

パンも手作り。

かまどの側面に生地をペタッとくっつけて焼くのがタジキスタン流。

調理過程を観察していると、すごく興味が出てきてしまい、「これはお金を払う価値がある!」と思ってオーダーしたのです。

素敵な民族衣装を身に纏った綺麗なお姉さんが調理してくれました。

メニューは、セブンレイクス郷土料理、プロフ、ケバブ、ベジタリアンメニューなど、複数の中から選べました。

食事をする場所まで運んでくれました。

私たちが選んだのは、セブンレイクス周辺地域でよく食べられるという郷土料理です。

じゃがいも、人参、キャベツなど、たくさんの野菜を大量のトマトと一緒に煮込んで、馬肉をトッピングしたもの。かまどでじっくり煮込まれた野菜がまあ美味しいこと。

そして、驚いたのは人参です。食べてみてびっくりしました。

<span class="marker-under-red">もえ</span>
もえ

今まで食べた人参の中で一番美味しい。

嘘みたいですが、本心です。

人参って、給食には必ず入っている食材でもあり、栄養や彩を考慮して“おまけ”として使われることが多いですよね。(超人参好きの方がいたらすみません)

でも、これは、“人参が主役になれる料理”です。ぜひ、食べてみてほしいです。

写真は撮り忘れましたが、朝食付き(無料)です。

卵料理、サラダ、パン、フルーツ、コーヒー/ティーが出てきました。

山奥にあるゲストハウスなのでインフラ面では不便もありましたが、それ以上にロケーションや食事、そして田舎暮らし感がよかったので、大満足のゲストハウスでした。

リラックスして自然を楽しみたい人にとっては、最高のステイになると思います。

2日目 湖を散策

2日目の午前中は、徒歩で湖へ行きました。

トレッキングがしたい場合は、7つ目の湖を目指して上っていったり、1つ目の湖を目指して下っていったりする人が多いようです。

行きやすいとは言っても、どちらも往復数時間はかかります。(6つ目から7つ目で片道約1時間)

トレッキングというよりは散策を楽しみたかった私たちは、宿から一番近い4つ目の湖周辺をうろうろ。

宿から20分ほど歩くと、4つ目の湖が見えてきました。

最初は湖というよりは小川のような感じでした。

馬やロバがここで水を飲んでいる様子も見ることができ、絵になる風景でした。

だんだん深くなっていきます。

何度も「きれい」と言いたくなるような美しいエメラルドグリーン。

湖沿いに咲くお花もかわいいです。

村で出会う子どもたちもフレンドリーでした。

日帰りだと、それぞれの湖での滞在時間は10〜15分程度です。

軽く見るくらいだとそれでいいかもしれませんが、じっくり楽しみたい、こだわって写真を撮りたいという場合は、時間が足りないと感じることも。

車ではなく徒歩でたっぷり散策できるのも、宿泊することの良さだと思います。

宿を予約する前に知っておきたいこと

これまで宿泊をおすすめしてきましたが、注意すべきなのが帰りの交通手段です。

宿からパンジャケントの街に帰るとき、行きと同じようにタクシー移動になりますが、公共交通機関はありませんし、流しのタクシーもありません。

つまり、宿のスタッフにタクシーを手配してもらうことになります。

その費用は50ドル。高い!!

私たちは、帰りのことをちゃんと考えていなったことに加えて、SIMを持っておらずインターネットがなかったので(Wi-Fiも使えなかった)、ジュマボーイの宿のスタッフに手配してもらうしか方法がありませんでした。

しかし、もしこのことがわかっていれば、事前に以下の対策ができるかと思います。

  • パンジャケントで事前にタクシードライバーに交渉し、迎えに来てもらう
  • パンジャケントの宿のスタッフに、帰りのタクシーも手配してもらう
  • 行きに送ってくれたタクシードライバーに帰りも交渉してみる

もし、50ドル以下の料金で迎えに来てくれるドライバーが見つかれば、そちらの方がお得です。

費用

【日帰りの場合】

タクシー1台チャーター:4人で900ソモニ(約13,200円)

→1人約3,300円

【宿泊(1泊)の場合】

  • 宿泊費:1部屋350ソモニ(約5,070円)
  • 夕飯代:1人8ドル(約1,140円)
  • 帰りのタクシー:1台50ドル(約7,150円)

ということで、宿泊したことにより、追加で約14,500円かかりました。(※2人で)

結構高くつきましたが、それでも、お金を使ってでも1泊する価値はあったと思うので、泊まってよかったです。

さいごに

いかがでしたか?

せっかくセブンレイクスまで行くのなら、時間をかけてたっぷり楽しめる宿泊がおすすめです。

そして、宿泊される場合は、ぜひ「Jumaboy Guesthouse」で最高の田舎ライフを楽しんでくださいね。

あなたも、思わず「タジキスタン、最高〜〜!」と叫びたくなるはず。(私は叫びました)

このロケーション、やまびこがすごい

最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^

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