アルメニアにあるセヴァンは、湖と修道院を一緒に見ることができるセヴァナバンク修道院で有名です。

エレバンからマルシュで1時間程の距離にあるので日帰りも可能ですが、私たちはセヴァンに3泊してゆっくり過ごしました。
この記事では、セヴァン滞在中に訪れたレストランとカフェを、実際の写真や感想と共に紹介します。

エレバンより安いので、節約したい人にはうれしい!
魚料理が美味しいセヴァン
セヴァンにはセヴァン湖という湖があります。

このセヴァン湖、なんとアルメニア最大で、コーカサス地方最高所にある湖でもあります。海のないアルメニアですが、セヴァンでは絶品の魚料理を食べることができます。
セヴァンで人気の魚は、シグという淡水魚だそうです。中央アジアから旅を始め、内陸国を進み続けていた私たちは魚料理に飢えていました。
シグを求めてセヴァンのレストランを探し、美味しいお店を見つけました。
この後紹介するレストラン・カフェは2軒とも、シグが食べられます。
セヴァンで食事をするならここ!
1つ目におすすめするのが、「Հացատուն Մակու」というお店です。
Googleマップでは現地語の表記しか出てこなかったので、下記のマップから探してみてください。

このお店は、総合的にかなりおすすめです。
【おすすめポイント】

お店の中は、カントリー調のおしゃれなインテリアです。
メニューはこちら。(2025年7月)


私たちは合計3品注文しました。(料理名の表記は上のメニュー名と合わせています)

1品目は、Fish barbecueです。
1,500ドラム(約562円)
このお店に行ったら、いや、セヴァンに行ったら絶対に食べてほしいのがこれです。
先ほども紹介したシグという魚の塩焼きです。『外はパリッ、中はふわっ』という最高の焼き加減で、一口目から悶絶します。

2品目は、Armenian khashlama with beef in a sauceです。
2,500ドラム(930円)
これは、ハシュラマというアルメニアの伝統料理です。野菜とラム肉をたっぷり使ったスープのような煮込み料理です。

予想以上に大きな器で出てきてびっくり。中には大きなラム肉とほっくほくのじゃがいもがたっぷり入っていました。
ジョージア料理は少し味が濃いと感じた私たちも、こちらはあっさりしていて食べやすかったです。日本人好みの味だと思います。

3品目は、Gegamaです。
2,200ドラム(約818円)
こちらは、マッシュポテトの上にビーフストロガノフのような味付けのチキンが乗っていました。(ややこしい)
美味しいのですが、かなり塩味がきつかったので、正直あまりおすすめではありません…。
私たちは既にお腹いっぱいで食べきれなかったので、持ち帰りたいと言ったところ、パックを用意してくれました。その日の夜、宿のキッチンでかさ増しして味を調整したら美味しく食べることができました。
お支払いは現金のみだったので、注意してください。
食べきれない場合は持ち帰りOK(追加料金なし)
カフェでゆっくりするならここ!
2つ目は、Bohem Studio – Teahouseです。

こちらは、セヴァン唯一の観光客向けのカフェという感じでした。
【おすすめポイント】
少しだけ街の中心から離れていますが、もちろん歩いて行くことができます。

こちらのお店も、こだわりが詰まっている素敵な内観でした。中には外国人観光客らしき人が数組いました。途中満席になったので、観光客はみんなここに集まってくるのだと思います。
メニューはこちら。





カフェという雰囲気ですが、食事メニューも揃っているのでランチにもぴったりです。スイーツ、コーヒーやティーなどのドリンクメニューも豊富です。
私たちは、ランチと休憩を兼ねて4品注文しました。

Pickled sig
1,500ドラム(約558円)
1品目は、シグのカルパッチョです。生魚なんて久々だったので嬉しくて注文したのですが、こちらも塩味がかなりきつかったです…。

Mushroom soup
1,000ドラム(約372円)
2品目はマッシュルームスープ。どろっとクリーミーでたっぷりサイズ!揚げたラバシュも一緒についてきたので、それにつけて食べると絶品でした。

Naturmort with fish
2,000ドラム(約744円)
3品目は、またまたシグの料理です。
先ほど紹介した焼き魚とは違い、こちらは蒸し魚。ふわふわの食感で、味付けもちょうど良くてとても美味しかったです。
ただ、シグで比べると、最初に紹介した焼き魚の方が感動的な美味しさでした。もし、絶品シグを食べたいけどセヴァンで外食する機会は一回しかないという方は、1つ目のお店をおすすめします。

食事の後は、スイーツとティーを頼みました。
Gata with Fruits
700ドラム(約260円)
ガタ(Gata)とは、アルメニアの伝統的なスイーツです。甘い菓子パンのような感じでした。スーパーのパンコーナーにも売られているので気軽に食べることができます。
Sevan tea
700ドラム(約260円)
コーヒーもあったのですが、2人でシェアできるし、なにより“セバンティー”という名前に惹かれてティーを注文しました。セヴァンの山々で採れた10種類のハーブを使っているようです。すっきりしていて美味しかったです。
【おまけ】街角パン屋さん
セヴァンは小さい街なので、おしゃれなレストランやカフェはほとんどありませんが、地元の人々が通うお店はたくさんあります。
その中でも見応えがあるのが、パン屋さんです。セヴァンにはパン屋さんがたくさんあり、街を歩けばパンが焼けるいい匂いがしてきます。

そして、やっぱり売られているんです。あのラバシュが!!
ラバシュとは、アルメニアでよく食べられる平たいパンのこと。
ちょうどラバシュを作っていたので、ダメもとで「作っているところを見せてほしい」とお願いしたところ…
まさかのOK
お店の中に入り、ラバシュ作りの様子を見学させてもらいました。ウェルカムな雰囲気で受け入れてくれて、みなさんにこにこしてくれて、とても嬉しかったです。

セヴァンの人々の優しさを感じました。
さいごに
以上、セヴァンでおすすめのレストラン、カフェを紹介しました。
魚料理が充実している上に、エレバンと比べる安いので、セヴァンへ行かれる方はぜひ食事も楽しんでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました^^
▼Instagramのセヴァンに関する投稿はこちら(写真多めです)

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