「青の都」と呼ばれるサマルカンド。
このフレーズに心惹かれる人は多いのではないでしょうか。青いタイルで装飾された美しい建築物が多く建てられたことから、このような愛称が付けられたようです。
この青の世界に行くことを、長年夢見てきました。
2025年5月、念願のサマルカンドへ。
この記事では、アクセス、観光スポット、レストランなど、サマルカンドの観光情報を共通します。

アクセス
タシケントから
首都のタシケントからサマルカンドへは、ウズベキスタン鉄道で行くことができます。

この鉄道はきちんとしていて信頼できるので、ウズベキスタンの都市間移動にはおすすめです。
このように、自分の都合や予算に合わせて複数の選択肢の中から列車タイプを選ぶことができます。(※ここに記載したものが全てではありません。所要時間や運賃は日にちや便によって変動があります。)
私はタシケント→サマルカンド間は鉄道で移動していないのですが、鉄道自体は3回乗りました。座席タイプの写真やレビューなど、詳しくはこちらの記事にまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
鉄道の他にも飛行機やバスなどの移動方法がありますが、コストが高くついたり移動が大変だったりするので、鉄道がバランスがいいと思います。
パンジャケント(タジキスタン)から
タジキスタンのパンジャケントという都市からも、サマルカンドに行くことができます。
中央アジアを周遊している方、時間に余裕がある方は、このルートもおすすめです。私たちはこの方法でサマルカンドに入りました。
タジキスタンは公共交通機関がないので、国境への移動は基本タクシーになります。国境を越えてウズベキスタンに入ると、国境付近の道路にサマルカンド行きのバスがあり、レギスタン広場周辺で降ろしてくれました。
降ろしてももらったのは、大体この位置でした。
観光スポット
レギスタン広場
サマルカンドはもちろん、ウズベキスタンを代表する大人気観光地、レギスタン広場。
サマルカンドに到着して初めて目にしたとき、あまりの壮麗さに圧倒されました。
サマルカンドの天と地が、青の青さを競い合う。
「地球の歩き方/中央アジア編」でこのフレーズを読んだときは、あまりの素敵な表現にゾクゾクしました。「早く行きたい〜〜」と言いながら出勤していたのを思い出します。
夢叶い、実際に見るサマルカンドの景色。雲一つない青空に映える青のドームやタイル。
様々な種類の「青」が組み合わさって完成されるこの美しさは感動もの。一見の価値ありです。


私たちは5月中旬に行ったのですが、既にかなり暑かったです。30〜35℃くらいはあったと思います。日中は暑すぎて観光どころではないぐらいでした…。
夏の時期に行かれる方は要注意です。
昼のレギスタンはもちろん、夜のレギスタンも素敵なので、ぜひどちらも訪れてみてください。


グーリ・アミール廟
グーリ・アミールとは「支配者の墓」という意味らしく、この霊廟には、ウズベキスタンの偉人ティムールをはじめ、彼の息子たちが眠っているそうです。


こちらのドームも美しいです。

見上げると、複雑で精巧な造りに驚きます。


内部には、黄金の部屋が。ぜひ中に入ってじっくりと見てみてください。

この部屋には4キロもの金が使われているそうです。
中に入ったとき、思わず「わあ〜」と声が漏れるほどの美しい空間でした。ギラギラしている金ではなく、落ち着いたシックな金で、上品な豪華さを感じました。

Googleマップの情報では、営業時間は19:00までとなっていますが、実際は19:00以降もチケットを買ったり中に入ったりすることができました。
19:00を越えるとだんだん暗くなってくるのですが、暖色の灯りでライトアップされるので、昼間とはまた違った美しさを見ることができます。
そして、一気に人が少なくなるので写真が撮りやすくなります。


ルハバッド廟
「霊の住みか」という意味があるルハバッド廟は、グーリ・アミール廟のすぐ近くにあります。
シンプルな見た目で、中もこぢんまりしていますが、人が少ないので落ち着いて観光することができます。周辺には、お土産屋さんもありました。


ウルグットバザール
サマルカンドからミニバスで約40分のところにあるバザールです。

簡潔に言うと、ここウルグットバザールは、中央アジア5カ国を1ヶ月半旅した中で1番楽しかったバザールです。
私たちはスザニが目的で行ったのですが、このバザールは全体的に“人”が良すぎてどハマりしました。
現地の人と関わりたい、たくさん話したいという方は絶対好きなので、特に目的がなくても訪れてみてください。
アクセスなど詳細はこちらの記事にまとめているので、よかったらチェックしてみてください。ウルグットの魅力を語っています!

これらが、ウズベキスタン伝統刺繍「スザニ」です。



フレンドリーな人たち。


ローカル食堂も。
レストラン、カフェ
サマルカンドは観光地なので、レストランの価格帯は高めです。
1食分、一人40,000〜50,000スム(約470円〜590円)はする印象でした。
Sharof Bobo Oshxonasi
地元の人に教えてもらったお店です。レギスタン広場から近いので、観光後に立ち寄りました。


店内は広々。

ちょうどプロフを作っているところでした。

蒸らし方がおもしろい。
メニューはとてもシンプル。
メイン一品を選ぶと、サラダ、パン、ティーがセットでついてきます。
地元の人が言っていた値段と違うため、少しぼっらくられた気もするので、値段はその場で確認してみてください。

パンとサラダ

メイン1品目は「ショルバ」という中央アジアのスープを注文。
ほくほくの野菜がごろっと入っていて、お肉も柔らかくてとても美味しかったのでおすすめです!

メイン2品目は「チュチュヴァラ」です。こちらは水餃子のような感じです。
日本人好みの優しい味付けに胡椒が効いていて、これまた美味しかったです。

メイン2つとも美味しかったので、きっと他のものも美味しいんだろうと思います。
お昼時になると、地元の人たちが続々と来ていたので、観光客だけでなく地元の人々にも人気のお店みたいです。
Mone cafe & bakery
写真はないのですが、とてもおしゃれなカフェでした。
完全に観光客向けです。値段は平均よりお高め。ただし、メニューは豊富です。
このエリアはサマルカンドの中でも整えられていて、綺麗なお店がたくさんありました。
宿
サマルカンド滞在中に泊まった宿は、「Sitora Star Guesthouse 」です。4泊しました。
ドミトリー、共用バスルームの個室、専用バスルームの個室など、様々なタイプの部屋がありました。
ここの魅力は、グーリ・アミール廟へ徒歩5分ほどで行けるところです。
レギスタン広場までは徒歩約20分と少し離れているので、その分お手軽な料金で宿泊できます。共用バスルームの個室で、1泊2,800円ほどだったと思います。
スタッフのお兄さんがゆるくて優しいのが印象的でした。共用バスルームも、きちんとお湯が出るので問題ありません。キッチンの設備は非常に整っているので、自炊したい人にもぴったりです。
さいごに
いかがでしたか?
青の都サマルカンドは、一生に一度は行きたい美しい街です。
ウズベキスタンは治安も交通の便もよく旅行しやすい国なので、ぜひ行ってみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^
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