【ホジャンド→パンジャケント】タジキスタン国内移動の方法

タジキスタン

この記事では、タジキスタンのホジャンドからパンジャケント(ペンジケント)の行き方を共有します。

タジキスタン国内移動の方法ですが、キルギスからタジキスタンへの移動方法をまとめた記事の“後編”でもあるので、そちらに興味がある方もぜひご覧ください。

移動の行程まとめ

スクリーンショットなどしやすいように、全体の行程を簡単にまとめます。

◾️ホジャンド→パンジャケント

  • ホジャンドバザール→スタリ・アフトヴァグザール(10分)
    • マルシュ2番:3.5ソモニ(約50円)
  • スタリ・アフトヴァグザール→パンジャケントの宿(3時間45分)
    • シェアタクシー:140ソモニ(約2,017円)※1人
  • 総時間:約5時間(ホジャンド宿からパンジャケント宿まで)
  • 乗り継ぎ回数:2回
  • 総額:約2,067円/1人

※2025年5月の情報です。

ホジャンドからパンジャケントへの行き方

ホジャンドからパンジャケントへ行く方法は、シェアタクシーです。バスやマルシュがないか色々と聞いてみましたが、この区間はシェアタクシーしかないようです。

ホジャンド→ドゥシャンベ間は長距離バスがあります。

パンジャケント行きのシェアタクシーに乗るためには、スタリ・アフトヴァグザールというバスターミナルへ行く必要があります。

スタリ・アフトヴァグザールへ

10:00 宿を出発

ホジャンドのバザール周辺からアフトヴァグザール行きのマルシュが出るとの情報があったので、とりあえずバザールへ向かってみたのですが、マルシュ乗り場が見つからずしばらく彷徨いました。Googleマップの地図で表すと、この辺りでした。

マルシュ乗り場の位置

Panjshanbe BozorMosque Jamiの間です。

この緑色のドームのモスクが見える広場に来たら、マルシュがたくさん停まっている場所を見つけられると思います。

↑モスクの位置

アフトヴァグザール行きを探します。表記はタジク語でわからなかったので、運転手さんに聞くと教えてくれました。

これの一番下がタジク語で「アフトヴァグザール」

2番のバスがアフトヴァグザール行きでした。

10:20 マルシュ乗車

マルシュに乗り込みます。乗客が集まるまで待つ必要がありますが、3.5ソモニ(約50円)と激安でした。

タクシー運転手と交渉

アフトヴァグザールに着いたら、たくさんのタクシー運転手が声をかけてきます。

とりあえず値段を聞いてみると、1人200ソモニと。高いです。他を探します。次に声をかけてくれた人は、1人150ソモニ。宿のマダムから聞いていた値段です。ブログの情報では140ソモニとあったので、Google翻訳で「もっと安いと聞きました」と伝えたら、140ソモニにしてくれました。

私たちは手持ちのソモニが少なく、周辺のATMで引き出したかったのですが、いくつか試しても現金が引き出せませんでした。運転手さんに現金を持っていないと伝えると、両替してくれることに。100ドルを1030ソモニに替えてくれました。適正価格で安心しました。

タジキスタンのATMは使えないことが多いので要注意。カードが吸い込まれる可能性があるので、タッチ対応のATM推奨。

乗客待ち

10:55 タクシー乗車

シェアタクシーなので、乗客が4人そろえば出発です。私たちが最初の乗客だったので、あと2人集まるまで待たなければいけません。10分ほど待っても集まる気配がありませんでした。そもそも、観光客も少なかったです。

【我流】乗客集めのコツ:客引きの援護

援護と言っても、進んで客引きをするわけではなく、タクシー運転手の周りをうろちょろするだけ。そうすると、他のお客さんにとっては「あそこはもうお客が集まっている。出発が早そう!」となる。早く出発したいのはみんな同じ。(※ただの考察です)

たまたまかもしれませんが、タクシーの中で待っているときは全然集まらなかったのに、この方法を試したら(運転手のところに話しに行っただけ)すぐに他のお客さんが近付いてきました。シェアタクシーの待ち時間が長ければ、ぜひ試してみてください。

15〜20分ほど待ち、無事に出発。思ったより早かったです。

絶景ドライブ

11:15 出発

ホジャンド→パンジャケントの道中は絶景です。大草原、湖、羊の大群や地層など、日本のドライブでは見られないような景色を、ぜひ楽しんでください。

いくつか山を越えます。曲がり道が多いので、酔いやすい人、山道が苦手な人は酔い止め推奨。

15:00 宿に到着

こちらの運転手さんも爆走だったので、4〜5時間かかると思っていたところを、3時間45分で到着してくれました。

ちなみに、パンジャケントで泊まった宿はドミトリーの「Salom Hostel」です。

立地がよく、清潔で開放的な雰囲気で、トイレやシャワーも問題なく使えます。また、旅人が集まるホステルという感じで、情報交換ができたりいろんな話が聞けたりして楽しかったです。パンジャケントに滞在するバックパッカーにはおすすめです!

おまけ情報

両替・ATM

【キルギスとの国境付近】

両替所はありませんでした。(到着したのが17時過ぎだったので閉まっていただけかも)周りにいた人に「両替したい」「ソモニに交換したい」と伝えると、誰かしらが交換してくれると思います。ウズベキスタンのソムとキルギスのスムも替えてもらいました。

【ホジャンド中心部】

あまり本気で探していないからかもしれませんが、両替所や銀行は見つけられませんでした。ATMはたくさんあったので、ATMでお金を引き出すのが一般的なようです。ただ、先述した通り、なぜかできませんでした。ワイズカード(MasterCard)でも、楽天カード(VISA)でもダメでした。ATMを試してみて無理そうだったら、信用出来そうな人に頼んでみるのがいいかもしれません。

【パンジャケント】

バザール内の両替所

街の中心のバザールの中に両替所がありました。両替所の営業時間外には、両替所の前におじさんが座っているので、そのおじさんが替えてくれます。朝早くても両替してもらえたので助かりました。両替所、おじさん共に悪くないレートでした。場所は、確かここだったと思います。

SIMカード

これも本気で探していないからかもしれませんが、SIMカードを売っているところは見つけられませんでした。そもそもタジキスタンは4泊だけだったので、SIMカードは買わずに宿のWi-Fiだけで乗り切りました。(後に出会った日本人の方に聞きましたが、タジキスタンのSIMカードは他の中央アジア諸国に比べて割高だそうです)

インターネットがなくても、現在地と目的地が分かるマップアプリとGoogle翻訳さえあれば問題ありませんでした。

タジキスタンは、ロシア語よりもタジク後がメイン。Google翻訳でタジク語をダウンロードしておくと、オフラインでも使えるので安心◎

他のルート

パンジャケントは、ウズベキスタンの有名観光地サマルカンドから近いです。パンジャケント市内⇄サマルカンド市内は、国境通過含めて2時間ほど、1人1,000円前後と、簡単に移動することができます。(30日以内の入国ならビザも必要ありません!)

サマルカンドからタジキスタンに入国し、パンジャケントに1〜2泊だけしてセブンレイクスへ行くケースも多いみたいです。セブンレイクスはとてもおすすめの観光地です。サマルカンドを旅行される方も、ぜひ検討してみてください。

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もえ

セブンレイクスの記事も近日公開予定です!

さいごに

この記事では、ホジャンドからパンジャケントの行き方についてまとめました。

タジキスタンは公共交通機関が少なく、この区間はシェアタクシーしかないのがネックですが、今後タジキスタンを旅される皆さんが、少しでも安心してスムーズに移動できればと思います。

参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました^^

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