カザフスタンのアルマティに滞在中、大自然スポットを巡る日帰り現地ツアーに参加しました。
以下の場所は、カザフスタン3大絶景と呼ばれています。
- カインディ湖
- コルサイ湖
- チャリンキャニオン

個人的に、カザフスタンで一番印象に残っている大満足ツアーです!
まだまだ日本人には馴染みのない観光地らしく、日本語の情報が少ないです。
この記事では、参加した現地ツアーの体験談を中心に、3大絶景の魅力についてお伝えします!
基本情報と1日の流れ
まず最初に、ツアーの基本的な情報をまとめてみました。
- 日帰り現地ツアー
- 言語:英語ガイド
- 発着:アルマティ
- 所要時間:約17時間
- 価格:1人約8,320円
- グループツアー(12〜13人)
「Get Your Guide」というサイトで比較し、「PANDA TRAVEL」というツアー会社を選びました。ツアー会社によって、行き先、行く順番、滞在時間や集合場所などは違います。
今回の記事は、PANDA TRAVELでの体験談です。
次に、ツアー当日の1日の流れについてです。日帰りツアーなので、結構キツめのスケジュールです。
【1日の流れ】
- 4:30 集合
- 5:00 アルマティ出発
- 移動(約5時間半)※途中休憩2回
- 10:30 -12:00 カインディ湖
- 移動(約1時間半)
- 13:30-14:30 コルサイ湖
- 移動(約45分)
- 15:15-16:00 ランチ休憩
- 移動(約1時間半)
- 17:30-17:40 ブラックキャニオン
- 移動(約20分)
- 18:00-19:00 チャリンキャニオン
- 移動(約3時間)※途中休憩1回
- 22:00 アルマティ到着・解散
3大絶景に加えて、「ブラックキャニオン」という場所も立ち寄ってくれるプランでした。
それでは、次からは当日の様子です!
ツアー当日
集合・出発
4:30 集合
なんと、集合は朝4:30〜でした。早すぎです。
参加を迷うぐらい早いですが、日帰りツアーだし、目的地は秘境なので仕方ありません。
集合場所は、「Astana International Hotel」の向かい側の駐車場です。

アルマティの中心地からは車で約10分。徒歩約50分なので、ヤンデックスタクシーで集合場所まで行きました。
早朝にタクシーが捕まるか心配でしたが、4:30でも外は明るかったし、車もたくさん走っていたので問題ありませんでした。(※早朝なので通常より割高)

4:40頃、集合場所に到着しました。

PANDAのバンを発見。
ガイドさんに予約していた名前などを伝えるのですが、予約確認方法が結構アナログだったので、ここで時間がかかっていました。
集合は4:30〜5:00でしたが、ほとんどの参加者が4:30頃来ていたと思います。
遅刻して置いていかれたらたまったもんじゃありませんもんね。予約者リストなどはないようだったので、集合時間に現れなかったら本当に置いていかれると思います…。
そして、バンの座席は早いもの順なので、一番後ろや窓がよく見える席など、いい席は早く埋まります。
早めに集合場所に行って、いい席を確保するのがおすすめ!
5:00 出発
何かと時間がかかっているようでしたが、無事に出発!
5:30 休憩①
出発してすぐに休憩がありました。トイレ休憩というよりは、朝ごはんやバンでの食料を買うための時間という感じでした。
スーパーやコーヒーショップ、バーガーキングがありました。

バンの中で寝ていると、あっという間に2回目の休憩になりました。
8:00 休憩②
ここにも、トイレの他にスーパーやコーヒーショップがあり、クルトなども売っていました。


トイレは1回100テンゲ(約30円)
基本有料なので、細かいお金おを持ち歩いた方がよさそうです。

ちなみに、和式トイレでした。

休憩を終えて再出発。もう既に絶景が広がっています。

寝たり起きたりを繰り返しながら、どんどん進んでいきます。
SPOT❶ カインディ湖
カインディ湖(カインディー湖)まで行くために、一度車を乗り換えました。
その先は見事なガタガタ道。ポップコーンを持って乗っていたら溢れ落ちるぐらい激しい揺れです。
ドライバーが、「サファリだぜ〜〜!ふぉお〜!!」みたいに言って爆音ミュージックを流し始め、お客さんたちも盛り上がっていました。
かなりぐねぐねした道なので、酔いやすい人は酔い止め推奨です。
10:30-12:00 カインディ湖
10:30頃、カインディ湖周辺に到着。
観光時間は1時間半ほど。

まず最初にグループ全体に説明があり、湖までどのように行くかを選びます。
- 乗馬:往復6,000テンゲ(1人)
- タクシー:往復2,000テンゲ(1グループ)
- 徒歩:無料
タクシーで行けば5〜10分、徒歩だと30分程だということだったので、時短のためにタクシーで向かいました。(タクシーというより乗合バスみたいな感じ)

タクシーを降りてから、徒歩でしか行けない道を歩いて約10分。美しい青色が見えてきて…


まさに秘境です。
木が湖から生えているような景色で面白いです。北海道の美瑛に似ています。
カインディ湖とは…
- アルマティ周辺で最も美しい湖と言われている。
- 1911年の大地震の影響で、渓谷の一部が地滑りで塞がれてできた湖。元々トウヒという木が生えており、そこに水が流れ込み、湖面から木が生えているように見える。
- 「沈んだ森」とも言われていて、ダイビングもできる。

観光客の撮影向けに、衣装などもありました。

鷹を腕に乗せるアクティビティもありました。
このとき既に12:00頃。まだランチの時間にはならなさそうなので、絶景の中、持ってきていたバナナをいただきました。

ランチはかなり遅くなるので、何か気軽に食べられるものを持って行くといいと思います。
パンやクッキーなどの携行食を持っておくのがおすすめ◎
カインディ湖を後にして、次はコルサイ湖へ向かいます。
SPOT❷ コルサイ湖
13:30-14:30 コルサイ湖

コルサイ湖に到着後、まずはPANDAのグループツアー参加者で集合写真を撮りました。
ただ、この写真はもらったわけではありません。会社の宣伝用でしょうか。
コルサイ湖での観光時間は1時間でした。

目の前に広がる絶景…!
コルサイ湖とは…
- 堰き止められたコルサイ川が造り出した、3つの湖の総称。
- カザフ語で「谷の湖」という意味を持つ。
- その美しさから「天山山脈の真珠」と呼ばれている。
- ピクニック、乗馬、マウンテンバイクなど、アクティビティが充実。
太陽に照らされてキラキラと輝く湖面。美しい湖の先に見える雪山は、ここが異国の地であるということを実感させてくれます。
ただ、湖の近くはとても風が強く、寒く感じることもありました。
晴れていても、風が強くて寒い可能性がある。上着を持って行くと安心◎

乗馬を楽しんだり、

奥の方まで探検してみたり、

湖を眺めながらコーヒーを飲んでゆっくりしたり、

たくさん写真を撮ったり…
いろんな楽しみ方ができます。
コルサイ湖は、カインディ湖より人が多かったように思います。カインディ湖と違って駐車場からすぐなので、家族連れでも行きやすそうです。
次は、お待ちかねのランチタイムです。
コルサイ湖にあるカフェで食べるのかと思ったら、違う場所へ移動しました。バンに乗り込む前に、いくつかのメニューから一つ選択しました。
ランチ休憩
15:15-16:00 ランチ休憩
ランチの場所に到着です。ランチというより、おやつの時間でした。
見晴らしのいい草原に佇むお食事処。なんという素敵なロケーション。


大きなユルトの中で、ツアー参加者全員でいただきます。

メニューは、ご飯、マンティ、ラグマンなど、数種類から選べました。サラダとパンは食べ放題。コーヒーやティーもセルフです。
靴を脱いで、絨毯に座って食べるタイプ。食べ終わったら寝転がって休憩する人も。リラックスできる空間でした。

ユルトの天井には、キルギスの国旗にも描かれている円形の天窓が。

トイレは穴タイプだったので、覚悟が必要です。もちろんトイレットペーパーはありません。
トイレットペーパーは持参がよい。
ここでは、ツアー代金とは別に1人3,000テンゲ(約830円)支払いました。(どのメニューを選んでも同じ金額です。)
長距離移動はかなり疲れます。もっとここで休憩していたい〜〜という気持ちを押し除けて、またまたバンに乗り込みます。
SPOT❸ ブラックキャニオン
17:30-17:40 ブラックキャニオン
ここは、メインのスポットというよりは、通り道に立ち寄ったという感じです。
滞在時間は10分間だけでした。



夕刻ということもあり、陽に照らされるキャニオンがとってもかっこよかったです。
10分間だけでは足りないくらいの素晴らしい景色でした。
このとき既に17:30過ぎ。
「え、これ時間大丈夫?チャリンキャニオンほんまに行ってくれる?」と不安になるくらいのスケジュール…。
SPOT❹ チャリンキャニオン
18:00-19:00 チャリンキャニオン
無事にチャリンキャニオンに到着しました。
最初に説明があり、ここでの観光時間は1時間とのこと。
そして、ここで次の選択をします。
チャリンキャニオン、上から見るか、下から見るか。
- 上から見る
- 緩やかなコースで、ゆっくり楽しめる。
- 下から見る
- 人気コース。ただし、時間に限りがあるため行っていいのは途中まで。
私たちは、下から見るコースを選びました。

チャリンキャニオンとは…
- 「中央アジアのグランドキャニオン」と呼ばれている。
- チャリンとは、チュクル語系言語で「絶壁」という意味。
- 全長約50km、高さは150〜370m。

夕日に染まり、荘厳な雰囲気です。

恐竜が出てきそうな景色。

砂岩の大渓谷を見上げながら歩きます。

上から見ている人も。



時間の関係で、私ちが観光したのは「バレー・オブ・キャッスル」だけですが、「ウズンブラクキャニオン(ムーンキャニオン)」、「テミルリクキャニオン」、「ベスタマクキャニオン」など色々とあるようです。
チャリンキャニオンのみのツアーもあるようなので、キャニオン好きの方は、時間をかけてじっくり周るのもいいかもしれません。
バンに乗り込むときには、辺りは暗くなり始めていました。
帰り・解散
帰りは、バンの中も暗くなりました。疲れ果ててひたすら眠る私たちと、これでもかというくらいぶっ飛ばすバン。
なんと、ちゃんと22:00頃に解散場所に到着しました。運転手さん、スパシーバ。
解散場所でヤンデックスタクシーを呼び、無事に宿に到着。長く、濃い1日が終わりました。
実際にかかった費用
冒頭で、ツアー料金は1人8,320円だと書きましたが、当日使ったお金を合わせると、このツアーに参加するにあたってかかった費用の総額は、1人約9,950円でした。
【内訳(2人分)】
- ツアー参加費:8,320×2=16,640円
- カインディ湖タクシー代:往復約550円
- ランチ代:約830円×2=約1,660円
- トイレ:100円前後(3〜4回)×2=200円
- 集合場所までのタクシー代:往復約850円
総額:19,900円(1人9,950円)
元々オンラインで支払っていた金額に加えて、1人1,600円ほどプラスでかかりました。
私たちは、食料は事前にスーパーで買っておいたので当日は何も買っていませんが、お菓子や水を買ったり、カフェに入ったりすると、その分追加でかかります。乗馬などのアクティビティをするかどうかも関わってきます。
逆に、もっと大人数で行くと、交通費を割り勘できるので安く済みます。とにかく、日帰りツアーの場合、1人10,000円ほどと思っておくとよさそうです。
当日支払う場面では現金のみのケースも多いので、現金は必須です。
当日は現金必須。おつりがない場合もあるので、細かいお金もあるとよい◎
その他ツアー会社
実は、本当は「Kazakhstan Guide tours」というツアー会社で予約したかったのですが、サイトを見たのが参加希望日の5日前で、予約が埋まっていました。
ここなら昼食代も込みだし、バンのピックアップ場所も複数あります。ぜひこちらのサイトも見て比較してみてください。

さいごに
いかがでしたか?
日帰りツアーは日程的にかなりハードですが、3大絶景を限られた時間で、リーズナブルに周るならとてもいい方法です。
でも、一つ一つの場所は1時間〜1時間半と少なめです。
もっとじっくり行きたいという方は、1泊2日のツアーや、それぞれのスポットをじっくり周るツアーがいいかもしれません。
とにかく、今回周ったカインディ湖、コルサイ湖、チャリンキャニオンは、これを旅行のメインにしてもいいと思うくらいの素晴らしい景色でした。
特に、海外旅行では大自然を楽しみたいという方には、全力でおすすめします!
カザフスタンに行かれる方は、ぜひ3大絶景を訪れてみてください^^

旅の様子は、Instagramのストーリーズハイライトにも残しています。ぜひチェックしてみてください!

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