キルギス旅の大本命、イシククル湖。
外国人観光客はもちろん、キルギス人からも休暇先として人気の場所だそうです。
私たちは、北から南へ合計6泊してイシククル湖を一周しました。

【イシククル湖一周の流れ】
- チョルポンアタ(1泊)
- グリゴリエフカ(1泊)
- カラコル(2泊)
- ボコンバエバ(2泊)
この記事では、“キルギスのリゾート”と呼ばれるイシククル湖北の街、チョルポンアタでの滞在について共有します。
チョルポンアタへのアクセス
イシククル湖へ向かうバスは、従来「ビシュケク西ターミナル(Bishkek western bus station/ サーパドニ・アフトヴァグザール)」から出ていたらしいのですが、最近「ビシュケク・アフトべケチバスターミナル」に移動になったようです。
ビシュケクで活動するJICA海外協力隊員さんが教えてくれました。ありがたすぎる情報!感謝です。
このバスターミナルは、ビシュケクの市街地からはバスで40分ほどかかります。場所でいうと、市街地と国境の間ぐらいです。緑色の市バスで向かいました。
場所がわかりにくかったですが、バスを降りて少し歩き、バスターミナルに到着。

「チョルポンアタ」と言って歩くと、周辺にいた人たちがチョルポンアタ行きのマルシュルートカ(以下マルシュ)が停まっている場所を教えてくれました。

チョルポンアタ行きの看板がある506番のマルシュを発見。
1人400ソム(約680円)
12:10 マルシュ乗車

車内はこんな感じ。なかなかいいシートでした。乗客が集まり次第出発です。
12:30 出発
乗車して約20分後、出発です。
車内は冷房がなく、窓も天井部分しか開けられないので蒸し暑く感じました。
14:30 トイレ休憩
出発してから約2時間後、1回休憩がありました。
トイレは有料で1回10ソム(約16円)
ちょっとした売店もありました。

チョルポンアタに到着!のはずが…
16:20 チョルポンアタに到着
出発から約4時間。ついにチョルポンアタに到着!Googleマップ上のバスターミナルまでは行かず、道端で下車でした。
到着したものの、アレ…?ここが、リゾート…?

向かう道中から道が悪いとは思っていましたが、チョルポンアタに到着してもこんな感じでした。
街全体が工事中。閉まっているお店も多く、観光客らしき人は少ないです。
とりあえず宿にチェックインと思い、Googleマップで宿の場所へ。
まさかの宿難民
16:40 宿へ
チョルポンアタでの宿、「Family Hostel」に到着。
しかし、中へ入るとまたもや工事中。(え?)
座っていたおじいさんにチェックインしたいと伝えると、「ノー」と。泊まれないのならbooking .comに掲載しないで…。(新規掲載と書いていて、口コミもなかったので、このような宿は避けた方がよさそうです。まあ仕方ない!)
もう一つ同じ系列の宿があるようなので探してみましたが、Googleマップとヤンデックスマップしか持っていなかった私たちは、その場所にたどり着くことができませんでした。
キルギスを旅するなら、2GISというマップアプリ必須!他のマップアプリでは機能しないことが多い。渡航前に、日本でダウンロードを!(キルギスに入国してからだとダウンロードできない。)
ということで、まさかの宿難民。
このとき既に夕方17:00過ぎ。リゾート♪と思って来たらまさかの宿なしで、バックパックを背負って歩きまわり、心も体もへとへとです。宿探しから再スタートです。

当日だと、よさそうなゲストハウスは予約が埋まっていました。宿自体あまり多くないようなので、前日や当日に宿を探すスタイルのバックパッカーは注意が必要です。
チョルポンアタの宿予約は、事前にしておく方が安心。
Tri Koronyに宿泊
18:00 代わりの宿を確保
Googleマップ上で出てきた「Tri Korony」というホテルへ向かい、無事に泊まれることになりました。
1泊4,500ソム。(約7,335円)
私たちがいつも泊まっているような宿に比べたら少しお高めでしたが、仕方ありません。オフシーズンだからか、同じ価格でコテージに宿泊させてもらえました。
ホテルの敷地は広いのに、宿泊客らしき人は全くいません。閑散としていました。バスターミナルからこのホテルに続く道にも全然人がいなくて、ゴーストタウンとも言えるような雰囲気でした。
疲れ果てていたので部屋の写真は撮っていませんが、Tri Koronyのコテージはとても良い部屋でした。
しかし、周辺にはレストラン含め小さなお店もありません。受付の人に聞くと、レストランやお店はタウンに行かないとないようです。徒歩だと暗くなってしまいそうなので、ヤンデックスタクシーを呼んでバスターミナルの方まで行きました。ヤンデックスゴーが使えて助かりました。
18:50 レストランへ
ヤンデックスで、バスターミナル辺りに送ってもらいました。
ここへ来ても、営業中のお店はごくわずか。開いているお店「ラグマンナヤ」を発見し、工事現場を通って向かいました。


ロシア語のメニューを翻訳して注文。ローカル感はありましたが、無事に食事を摂れるだけでありがたい状況だったので、大満足です。

イシククル湖を満喫
翌朝10:00
次の日の朝は、イシククル湖へ!
Tri Koronyは、ホテルの敷地内にプライベートビーチがあったので、人が少なくゆっくり過ごすことができました。
イシククル湖は、水の透明度が高くてとても綺麗!バイカル湖に次いで第2位らしい。





1日目は大変でしたあが、2日目はお目当てのイシククル湖を満喫することができて、チョルポンアタに来てよかった!と思うことができました。
琵琶湖の9倍の大きさというイシククル湖。見る場所によって透明度は違うそうなので、いろんな場所で湖に入ってみるのも面白そうですね。
※私たちが行った4月30日〜5月1日は、寒くて泳ぐことはできませんでした。
さいごに
いかがでしたか?
イシククル湖を楽しむ方の多くは、カラコルという街へ向かうはず。東から周る場合、チョルポンアタも通るので、ここで1泊するの人気コースです。
ただし、2025年4〜5月現在は大規模工事中でした。

この工事がいつまで続くかはわかりません。
ホテル敷地内にレストランやカフェ、プライベートビーチがあるなど、4つ星・5つ星ホテルに宿泊する場合はいいですが、街の雰囲気を楽しみたいという場合は、イメージと違う滞在になってしまうかもしれません。
大事なのは、滞在するエリアだと思います。

実際に行ってみて、△のエリア(ゲストハウスなどの安宿が多い)は本当に何もありませんでした。
滞在するなら○のエリア(良いホテルが多い)がいいと思います。

Public Beachもありますしね!
この状況を知った上で、「△エリアの安宿に泊まりつつ、観光は○のエリアへ行ってPublic Beachやカフェを楽しむ」というプランもいいと思います。
私たちは2日目にイシククル湖をゆっくり楽しめたので結果的によかったですが、もし日数が限られている場合、正直、わざわざこの大工事中の街で1泊する必要はないのでは…?と思ってしましました。(※個人の感想です。)
チョルポンアタのバスターミナルも閑散としていたので、チョルポンアタからカラコルへのマルシュも見つけやすいわけではありません。ビシュケクから直でカラコルまで行くほうがスムーズそうです。
以上、現場からのリアルな情報でした。早く工事が終わるといいですね。

“思てたんとちゃう〜〜”とならないよう、この情報が今後行く方の参考になれば嬉しいです。
次は、チョルポンアタから少し東へ進んだ、「グリゴリエフカ」での滞在についてです!

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