2025年5月31日〜6月3日までの4日間、カッパドキアに行きました。
トルコでは、トルコ通貨であるトルコリラの変動が激しく、値段がころころ変わるようです。そのため、ネットやガイドブックで調べても、実際行ってみたら全く違うなんてことも多かったです。
この記事では、カッパドキアの現在の物価、移動手段、熱気球など、実際どうなの!?という、気になる最新情報を共有します。
近々カッパドキア旅行を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
カッパドキアでの滞在エリア
カッパドキアでは、ギョレメに滞在しました。どのエリアに泊まるかいろいろ調べたときに、みなさん声をそろえて「ギョレメ」と言っていたからです。今回滞在してみて、ギョレメはとても便利だったので、選んで正解でした。
ギョレメがおすすめな人の特徴
- カッパドキアが初めての方
- ドミトリーなど、できるだけ安く泊まりたい方
- レストランやカフェに行きたい方
- レンタカーではなく、公共交通機関を使う方
- 気球を見る場所へ徒歩で行きたい方
この記事で書いているのは、ギョレメの情報が中心です。
カッパドキア空港からギョレメへの行き方
私たちはカッパドキア最寄りのネヴィシェヒル・カッパドキア空港を利用しました。

ハイシーズンなので1人15,000円ほどしましたが、日によっては1万円以内で行けるようです。早朝や深夜の便であれば、この時期でも8,000円前後のものがありました。

空港シャトルバス
カッパドキア空港からギョレメ市内へは、車で40分ほどの距離です。交通手段としては、シャトルバスかタクシーになります。
事前に調べると、シャトルバスは予約しておくケースがほとんどということでした。到着後、交通手段がなくて困ると嫌だったので、宿の人が提案してくれたシャトルバスの予約をお願いしました。
1人350リラ(約1,270円)。ちなみに、GetYourGuideなどの予約サイトでは、1人400リラ(約1,450円)くらいでした。

空港を出ると、ドライバーさんが名前を書いた紙を持って待ってくれていました。
ただ、空港へ着いてわかったこと、それは、空港シャトルバスは予約しなくてもある。そして安い。

ギョレメへ行く場合は1人300リラ(約1,090円)です。しかも、ホテルまで送ってくれます。ネットではこのバスに関する情報があまりなく、「空港シャトルに乗るなら予約」という感じでしたが、ちゃんと予約なしのバスもありました。
空港シャトルバスの支払いは現金のみの場合が多い。
コスパ良!おすすめホステル
ギョレメで泊まったホステルは、Homestay Cave Hostelです。
ここがすごくよかったのでおすすめです!ドミトリーですが、部屋が綺麗で、バスルームも清潔で、素敵なテラスがあり、何より立地がいい!
ひとり旅はもちろん、カップルや女子旅にも。「できるだけ費用を抑えたいけど、安心や清潔さ、居心地も捨てがたい」という人にはぴったりです。
ざっと挙げただけでも、よかったところがこんなに出てきました。
- ギョレメの中では安い(1人1泊約4,000円)※時期による
- 立地がいい(バスターミナルまで徒歩6分、気球ビュースポットまで徒歩10分)
- 部屋は清潔で、ベッドには充電器やライトもある
- 街が見渡せる素敵なテラスがある
- バスルームが清潔(お湯、水圧◎)
- タオルとバスローブつき
- 大きな個人ロッカーつき
- 周りにレストランやカフェがたくさん
- キッチンが使える(電子レンジ、コップ、包丁、ケトルなど)
- 洗濯機、物干場がある
- 宿泊者の民度が高い(結構大事!)

テラスへの階段。

広々としたおしゃれなテラス。

夕景や夜景も綺麗

ベランダには物干場が。

気球も見える。

本当によかったので、ぜひ参考にしてみてください。
ツアーの金額
カッパドキアにはたくさんのツアーがあります。こちらも時期によって金額が変わるそうです。2025年6月時点での現地の情報を共有します。
バルーンツアー
宿の人が紹介してくれたバルーンツアーは、1人90€。
会社はどこか分かりません。気球を見に行ったときに話したマダムは、110$で乗ったと言っていたので、相場は大体15,000円前後のようです。(2025年6月時点)
他の方のYouTubeやブログでは、1人4〜6万円はするとの情報が多かったので、思っていたよりだいぶ安かったです。日本でサイトを通して予約するより、現地で予約する方が安いのかもしれません。
天候により前日気球が飛ばなかった場合は、一気に値段が跳ね上がる。(宿の人の情報では300$)
ちなみに、最終日は少し奮発してホテルのランクを上げたのですが、そこでおすすめしている気球の会社は以下の3社だそうです。安さよりも安心を求める方はチェックしてみてください。
- Butterfly Balloon
- EcoFly Balloon
- Union Balloon
送迎サービス/フライト前軽食/フライト後シャンパン/気球乗車証明書/保険つき/悪天候で飛ばなかった場合支払い不要/キャンセルは2日前まで/
会社によっていろいろと違いがありますし、シーズンによっても値段が全然違います。
クレジットカード支払いの場合、手数料が10%または1人につき10€かかることがあるので、要注意!ドルやユーロなどの現金推奨。
レッドツアー・グリーンツアー
レッドツアーは歩いてでも行けるところが多いそう。そのため、おすすめは自力では行きづらいグリーンツアーだということです。
1日コースは、9:30〜18:30の9時間。いくつかの観光地を周り、昼食付き。公共交通機関が整っていない且つ食費が高いカッパドキアではかなりお得なツアーです。

レッドツアー・グリーンツアー:45€
料金や詳細はツアー会社によって様々で、安くて40€の会社もありました。ギョレメにはたくさんのツアー会社があったので、カッパドキアに来てから予約するで十分だと思います。
本命!熱気球を見るには
カッパドキア観光の本命と言えば、空に浮かぶ熱気球の景色!ただ、天候によっては飛ばない可能性も…。実際の飛行状況や見た場所、時間帯について共有します。
気球の飛行状況は?
私たちは3泊4日だったので、気球を見るチャンスは3回ありました。
なんと、3回のうち3回とも飛んだので、かなりラッキーだったと思います。
その内1日は前日が雷雨だったので「明日は無理だろうな」と諦めていましたが、朝起きて空を見ると飛んでいました。前日の天気はそれほど関係ないようです。こればっかりは、本当に運です。
どこから見る?
私たちは毎日違う場所から気球を見ました。
1日目:Balloons Highest View Point in Goreme
ここは、人気の気球ビュースポットの一つです。予約なしで、入場料さえ支払えば誰でも気軽に行くことができます。私たちの宿からは徒歩10分でした。ギョレメに宿泊していたら、アクセスもとてもいいです。
この日はあいにく曇りでしたが、奇岩が広がる大自然のロケーションなので、空一面に広がる気球を見ることができます。人はたくさんいましたが、広いのでぎゅうぎゅうというわけではありませんでした。



気球はすぐ近くを通るので、迫力満点!乗っている人たちの表情まで見えました。
2日目:Homestay Cave Hostel
前日が雷雨だったので、気球は諦めモード。朝起きたら気球は飛んでいましたが、1日目より曇っていたので宿のテラスから見ることに。

3日目:Charming Cave Hotel
このホテルに泊まったときは、とても綺麗な朝やけでした。
ギョレメの中で最も高い位置にあるホテルの一つなので、建物が邪魔になることなく、ギョレメの街と気球を一緒に見ることができます。






トルコ絨毯やクッションで装飾された素敵なテラスもあるので、映え写真を撮ることも!
かなりおすすめのホテルです。詳しくはこちらをご覧ください。
実際、何時起き?
時期によって日の出の時間は違いますが、6月初旬の日の出の時間は5:20頃でした。
熱気球のツアーは昇る朝日を見るものなので、最初から見るためには、日の出前にはスタンバイが必要です。
初日は何時ごろ飛ぶか全くわからなかったので、5:00前にはビューポイントに着くように、4:30頃宿を出ました。ということで、4:00起き。早い(泣)

4:40 ビューポイントに到着 まだ辺りは暗い。早すぎました。

5:20 気球が上がり始めました。大勢の人がいました。

5:30 気球が上がり始めて10分後にはこの状態に。
飛び始めてから着陸までは、大体1時間ほどでした。
こんなに早起きする必要なかったと思い、翌日からは5:00起きに。3日目は油断して5:15過ぎに部屋を出たら、もう既に気球が上がっていました!遅刻です。天候が関係するため、飛び始める時間は日によって違うようです。
最初から楽しみたい人は、4:45〜5:00くらいにスタンバイしておけば大丈夫!なはず。
観光スポット
ほとんどの時間を街歩きや宿でゆったりするのに使っていたので、多くの場所に行ったわけではありませんが、訪れたスポットを紹介します。
ギョレメ野外博物館の周辺
有名なギョレメ野外博物館。宿から徒歩20分と近いです。
本当は博物館を目指していたのですが、その周辺を散策していたら2時間ほど経ってしまい、博物館に行く時間がなくなりました。2人ともカメラ好きだとこんなんばっかりです。
逆にいうと、博物館に入らなくても十分楽しめるスポットです。




妖精の煙突
続いて、こちらも有名な妖精の煙突へ。
ここも、散歩がてら宿から歩いて行きました。途中にソードバレーやローズバレーが見えて、道中も楽しかったです。1時間ちょっと歩いたら到着。



帰りは雨が降ってきてしまったので、市内バスで帰ることに。バスは1時間に1本しかないので、バス停近くにあったカフェで雨宿りがてら休憩しました。

トルコ絨毯の映え写真が撮れるお店
Galerie ikmanというお店は、トルコ絨毯に囲まれて写真を撮ることができる人気店です。
Instagramでもここで撮られた写真をよく見ます。ギョレメ中心地の分かりやすい場所にありました。自分で撮ったり撮ってもらったり、複数のプランがあるようです。


ちょっと見にくいですが、料金はこんな感じ。一番安くて15€でした。
おすすめスーパー「Bim」
カッパドキアのレストランはどこも観光地価格です。サラダやスープで一品300リラくらい(約1,090円)、メインは500リラ(約1,800円)〜、コーヒーは一杯200リラ弱(約720円)といった感じです。
そんなときに重宝するのがスーパーマーケット。ギョレメのバスターミナル近くに、Bimというスーパーがあります。食材から日用品まで売っていました。食費が嵩むギョレメでは救世主のような存在です。たくさんの観光客が買い物をしていました。

野菜コーナー

水は、500mlで3.5リラ(約12円)、1.5Lで7.5リラ(約27円)、5Lで23リラ(約83円)です。

お菓子コーナーも充実

電子レンジでチンするタイプのチキンやナゲットは人気。

ヨーグルトも。

こちら、トルコで有名なカイマック。友人に教えてもらったので買ってみました。

カフェで食べると高いみたいですが、スーパーで買ったらこれで69リラ(約250円)でした。

はちみつをつけて食べるととっても美味しい!ハマりました。

粉末スープも11リラ(約40円)だったので、かなり嬉しい値段です。

美味しかったウエハース。

カイマック味のアイスも。100円以下と安くて美味しかったです。

ただし、パンはカビていました。(賞味期限は購入日の5日後)店内では全然気付きませんでした。トルコでそんなことあるのか…という感じですが、買う前にはよく確認した方がよさそうです。
長距離バスの会社と料金
カッパドキアの次はパムッカレへ行く予定なので、バスターミナルのチケット売り場へ。

複数のバス会社があり、それぞれ料金を聞いてみました。パムッカレ行きは、デニズリと同じです。
パムッカレ行きを買っても、パムッカレまで乗せていってくれるわけではなく、デニズリで降りてミニバンで移動とのことです。


【パムッカレ行きの料金比較】
- KAPADOKYA VIP:1,100リラ
- NEVSEHIR:1,000リラ
- Suha:700リラ
- Metro:なし
- FLiXBUS:1,200リラ
※日によって変動があるそうです。ハイシーズンは予約推奨。
他より安いので心配でしたが、結構お客さんが入っていたので、「Suha」という会社でチケットを購入しました。(※現金のみ)
18:00時に出発して、大体10時間ほどで着くようです。乗車希望日の2日前でしたが、どの会社も満席ということはなかったです。

乗車当日は、予定通り18:00頃バスが来ました。特にトラブルなく着いたのでよかったですが、座席は狭く、Wi-Fiは使えませんでした。ドリンクサービスは1回。ここが、他のバス会社に比べて安い理由かと思います。
バスの快適さを求める方は他のバス会社、質より安さ重視の方はSuhaがおすすめです。
乗車時間は約10時間。デニズリから出るパムッカレ行きのミニバンの始発は7:00。早く到着すると、バスターミナルで待つ必要があるので注意!
さいごに
いかがでしたか?
世界中で大人気な観光地カッパドキア。ユニークな奇岩と、空一面に広がる熱気球の景色は、一生に一度は見てみたいもの。
6月初旬のカッパドキアは、暑くも寒くもなく、とても過ごしやすい気候でした。ただし、曇りの日が多かった印象です。快晴になったり曇ったり雨が降ったり、1日の中で天気がころころ変わりました。
旅行の時期も含めて、この記事の情報がみなさんのカッパドキア旅行のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^
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