私たちは、トルコのイスタンブールから飛行機でアゼルバイジャンのバクーへ飛びました。
この記事では、空港でのアライバルビザや入国審査のこと、空港から市内へのアクセス方法について共有します。
アゼルバイジャンへ行かれる方は、ぜひ参考にしてみてください。
補足
私たちがアゼルバイジャンに滞在したのは2025年6月7日〜6月13日です。この期間は、晴れた日が多く、気温も心地よく、風も強くなく、かなり過ごしやすい気候でした。

VISA
“免除”ではなく“無料”
アゼルバイジャンは世界一の親日国と言われています。なので、
世界で唯一日本人に対してのみビザが無料
というありがたいことになっています。
ただし、これは無料なわけであって、ビザ免除というわけではありません。
ビザを取得せずにパスポートコントロールへ行ってしまうと、手間になったり、ややこしいことになったりする可能性もあるので、必ずビザは取得してください。
ビザの取得方法は、アライバルビザやe-Visaがあります。(いずれも30日間)
私たちはバクーの国際空港でアライバルビザを取得しましたが、とても簡単でスムーズでした。
なので、陸路で入国するなど特別な理由がなければ、わざわざe-Visaを取得しなくてもいいのではないかと思います。
アライバルビザの取り方
では、次にアライバルビザの取り方を説明します。
私たちはヘイダル・アリエフ国際空港を利用しました。
飛行機を降りて入国審査へ向かうまでに、アライバルビザを取得するための場所があります。(通路左側)撮影禁止だったので写真はありません。
そこには日本や韓国の国旗が表示されているので、すぐにわかると思います。
【アライバルビザ取得の流れ】
- パスポートを見せる
- 電話番号を伝える
以上です。
とてもシンプルかつスムーズで、ものの3分で終わりました。
アライバルビザはパスポートに添付されるのではなく、レシートのような紙切れです。
このビザは国際列車に乗る場合などに必要になることがあるので、出国までは捨てずに保管しておいた方がいいと思います。
(※バクーからジョージアトビリシへの国際列車は今は運行していません)
空港にて
入国審査
アゼルバイジャンの空港は、とても大きく、綺麗で、豪華です。
空港で働く職員もきちんとしている印象でした。
日本や韓国くらいとは言えませんが、東南アジア、中央アジア諸国と比べるとかなりピシッとしています。
入国審査では、パスポートをルーペでじっくり見られました。
アルメニアの入国履歴がある人は、入国審査が厳しくなる可能性が高いです。
空港内部
到着ゲートを出てびっくり。
ご、豪華…。
さすが“第二のドバイ”と呼ばれているだけあって、空港からしてお金持ち感がすごいです。


なんと、2階にはこのようなソファ席が!私たちは深夜便で4時頃到着したので、しばらくこのソファで仮眠を取るなど休憩しました。
私たちが利用した便です。参考までに…

この空港は、綺麗かつ設備が整っているので、空港滞在も全く苦ではありませんでした。治安も良く、深夜便でも安心して過ごすことができました。
- Wi-Fiが使える
- トイレが綺麗
- 寝ている人が多く、目立たない
- 深夜・早朝も営業中のお店が多い
ちなみに、こちらは第1ターミナルです。出国時は第2ターミナルでしたが、ここまで綺麗ではありませんでした。
エアポートバスやメトロで現金が必要になるため、最低限のお金を両替しました。
SIMカードは購入していません。SIMを買わない方は、空港でWi-Fiが使えるうちに、Google翻訳でアゼルバイジャン語のダウンロードや予約している宿への行き方を調べておくことをおすすめします。
空港から市内へ
次に、空港から市内への行き方についてです。
エアポートバス
空港からバクー市内へは、エアポートバス(空港バス)が出ています。

空港を出てすぐのところに赤いバスが見えるので、すぐにわかると思います。

こちらのバス、なんと24時間運行。
しかも、1人1.3マナト(約110円)とかなり良心的な金額で乗れる神サービスです。
経路は以下の通りです。
「コログル(Koroglu)」も「28 May」もメトロ駅です。(28 Mayは鉄道駅も隣接)
【Koroglu駅】
【28 May駅】
バクーはメトロが発達しているので、自分が泊まるホテルの最寄り駅を調べ、そこに近い方で降りるといいと思います。

私たちは、旧市街がある「Icherisheher」という、レッドラインの最果ての駅が最寄りだったので、「28 May」でバスを降り、そこから地下鉄に乗り換えました。
交通カードの買い方
エアポートバスに乗るためには、「バクーカード(現地語でBakiKart)」という交通カードが必要になります。
空港を出てすぐ左手に、黄色い機械(下の写真)がありました。これを使います。

カードの入手方法にてこずっていたら、バスの運転手さんが来てカードを渡してくれました。
そのカードにお金をチャージすればOKです。
- エアポートバス:1.3マナト(約110円)
- メトロ:0.5マナト(約43円)
※バスもメトロも一律料金!
今後、メトロやバスに乗るなら、ぴったり入金せず少し多めに入れてもいいと思います。機械はメトロ駅の改札前にもあって簡単にチャージできたので、利用する度に入金することも可能です。
バスに乗車
バスは前方のドアから入り、運転席の横にある機械にバクーカードをタッチして支払います。先払いです。
車内はこんな感じ。

広々としていてシートも綺麗です。
満員になるまで待つシステムでもなく、ある程度の時間になったらスカスカの状態でも出発しました。
バクーの街は豪華で変わった建物が多いので、窓からの景色を眺めているだけで楽しいです。
停車するのは基本2駅(Koroglu・28 May)ですが、それ以外の場所でも乗り降りしている人がいたので、途中下車したい場合は事前に運転手さんに伝えればいけるかも?
バスを降りるときは、中間のドアから出ます。
滞在エリア
バクーで滞在する場合、どのエリアに泊まるかも迷いますよね。
どこに行きたいかにもよりますが、実際に行ってみて、観光地が集まる便利な場所はこの辺りかと思いました。
- 28 May周辺
- Sahil駅周辺
- Icherisheher駅周辺
その他にも、エアポートバスが泊まるKoroglu駅は、アテシュギャーフ寺院(拝火教寺院)へ行くのに便利だそうです。
ちなみに、私たちはIcherisheher駅周辺、旧市街の中にあるGuesthouse Khazar in old cityというゲストハウスに宿泊したのですが、ここが良すぎて延泊しました。
そして、もっとバクーにいたい!と思うくらい気に入った場所なので、おすすめです。

さいごに
いかがでしたか?
アゼルバイジャンのバクーは、空港も綺麗で公共交通機関も整っていて、旅人には嬉しいことばかり。治安も良く、物価も安く、とても旅行しやすい場所だと感じました。
私はバクーが気に入りすぎて、1か月くらい住みたいとすら思いました。
トルコ、ジョージアやカザフスタン(アクタウ)からのアクセスがよく、航空券も比較的安価なので、ぜひ行ってみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^
コメント