地中海に浮かぶ島国、キプロス。その中でもアヤナパ(Ayia Napa)は、南東部にある人気のリゾート地です。
美しいビーチと透き通った海、活気あるナイトライフで知られており、夏にはヨーロッパ各地から多くの観光客が訪れます。
今回は、そんなアヤナパの人気ビーチスポットをバスと徒歩で5カ所巡りました。それぞれのスポットの魅力やアクセス方法、宿泊したホステルなどをご紹介します。

キプロスのアヤナパは、人とかぶらないリゾート旅行をしたい!という方におすすめです。
アヤナパへの行き方
アヤナパには空港がないため、国際空港のあるラルナカから向かうことになります。私たちはニコシアを観光したあと、アヤナパへ行きました。
ラルナカ国際空港から
ラルナカ空港からアヤナパ行きの直行バス、インターシティバス(Intercity Buses)が運行しています。バスは空港内のバス窓口で案内・チケット購入が可能です。
ラルナカ市街地から
ラルナカのビーチ近くにあるバス乗り場からもインターシティバスが出ています。本数が多いので、困ることはなさそうです。

ニコシア市街地から
私たちは、ニコシアからアヤナパに行きました。

ニコシアのインターシティバス乗り場は、Solomou Square Intercity Bus Stopです。

バス停にあった時刻表を見て、12:30ニコシア発の便に乗ろうと決めていました。
平日と週末とでは運行時間が違うので要注意!

ただ、困ったことに、バス乗り場の電光掲示板を見ても「アヤナパ行き」の表示は見つけられませんでした。乗り場はここじゃないんじゃ…?と不安になりましたが、合っていました。

12:30前には、このような表示が出されました。英語ではなくギリシャ語表記でしたが、これがアヤナパ行きのバスで間違いありませんでした。
23 АГ NАПА & ПАРАЛІМNІ 12:30

運賃は1人6ユーロでした。
運賃支払い方法に注意!
乗車時に一つ注意点があります。
支払いは現金のみ。
お釣りが必要な大きいお金の場合、乗車させてもらえないこともあるので要注意
→ぴったり払えるように準備しておくと安心◎
運転手さんによっては小銭でないと乗車を受け付けてもらえない場合もあるため、あらかじめ小銭を用意しておくことをおすすめします。
▼海外旅行におすすめのクレジットカード

アヤナパ市内の移動方法
アヤナパ市内の移動方法は、旅行スタイルによって様々な選択肢があります。大きくは以下の4種類です。それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
- 市バス
- リーズナブル
- 本数が多くないため待つ必要がある
- レンタカー
- 自由度が高く、効率的に周れる。
- 費用が高く、駐車場の確保が必要。
- バギー
- 自由度が高く、効率的に周れる。
- 天候に左右されやすい。
- 徒歩
- 途中の街並みやビーチ散策を楽しめる。
- 暑い季節や日差しの強い時間帯は体力消耗が激しい。
私たちはできるだけ節約したかったので、市バスと徒歩を組み合わせて移動しました。


アヤナパの街中にはバギーを利用している人をよく見かけました。水着のまま乗っている人も多く、バカンス感を感じました。リゾートならではの経験だと思うので、バギーで観光するのも楽しそうです♪
節約するなら市バスを駆使!
アヤナパの大体の観光地は、青色の市バスで行くことができます。待ち時間が多くはなりますが、節約して遠くまで行くことができます。
▼アヤナパの主要バス停はこちら
バス停にあった時刻表はこちらです。

1回乗るのに2ユーロでした。

- 1回2ユーロ
- 乗車時に支払い
- 現金のみ(小銭推奨)
5つのビーチを観光
アヤナパ観光では、1日で5つのビーチを観光しました。

暑い時期はかなり体力を消耗するので、複数のスポットを巡る場合は、数日間に分けたほうがいいと感じました。
①Nissi Beach
まず最初に行ったのは、ニッシビーチ(二シビーチ)です。
白い砂浜と透き通ったターコイズブルーの海が特徴の有名なビーチ。アヤナパの代表的な観光スポット。
アヤナパへ来たなら絶対に訪れるべきスポットです。
ニッシビーチに行くためには、201番のバスに乗りました。先述したバス停から乗ることができました。※進む方向だけ注意してください。
- バス:201番(他のバスもあります)
- 運賃:2ユーロ
- 所要時間:約10分
一部の情報では、アヤナパ中心部からニッシビーチへ行く際、Bus stop Ave. Nisi Ave. – Agias Mavris 1からバスに乗ると紹介されています。しかし、この停留所を通過する頃にはバスが満員になっていることが多く、その場合は乗車できないこともあります。確実に乗るためには、できるだけアヤナパ中心部の停留所から乗車するのがおすすめです。
ニッシビーチに到着。
着いてまずビーチを一望すると、息をのむような美しさでした。


ヨーロッパのビーチは、ビーチベッドで寛いだり読書したり、ゆっくりしている人が多くて素敵な過ごし方だと思います。



感動的な美しさだったので、ぜひ訪れてみてください。
昼食
お腹が空いたので、ニッシビーチ近くの大通りにあった売店で食料を購入。これをお昼ご飯にしました。

7月のキプロスは本当に暑かったので、こまめに水分摂取するなど熱中症対策は必須です。

この炭酸飲料は甘すぎず美味しかったのでおすすめです!
②Konnos Beach
次は、コノスビーチへ行きました。
丘の麓に位置し、湾に面しているため波が穏やかで水温も高く、家族連れも安心して楽しめる環境。マリンスポーツのオプションも充実。

どのバスがコノスビーチの方面へ行くのかよくわからなかったので、停まったバスの運転手さんに確認してから乗りました。

無事に到着!バスを降りて、ビーチにの方向に進んでいきます。

このような看板があるので、迷うことはないと思います。

上からの眺め…!ビーチまでは、少し下り道が続きます。

ビーチに到着。こちらはニッシビーチに比べるとこぢんまりとした印象でしたが、大変人気でビートベッドはほぼ満席でした。

カヤックやシュノーケルなどのマリンスポーツをしている人も多く、老若男女が楽しめるビーチという感じでした。

違う方向から登ると、コノスビーチを見渡すことができる絶景ポイントを発見。青色のグラデーションが大変美しくて感動しました。
③Crow’s Arch
次は、Crow’s Archへ行きました。
自然にできた岩のアーチ。地中海の波によって何世紀にもわたり削られて形成されたもの。
バスがなかなか来なかったので歩いて行くことに。徒歩30分弱なので歩けない距離ではありませんが、炎天下の中歩くのは少しきつかったです。(私たち以外歩いてる人はいませんでした)

バスで行く場合は、グレコ岬前のバス停(Bus stop Kavo Gkreko 1)で下りてから少し歩きます。

“Natural Bridge”という表記が。日本語では「天然橋」。自然の壮大さを感じます。

こんなものが自然の力で造られたとは、本当に驚かされます。以前はこの橋の上を人が渡れたようですが、今は立ち入ることができなくなっていました。
崖を周遊するボートツアーやシュノーケリング、崖沿いの散策、ダイビングなどのアクティビティが人気!
上から見るのもよし、下から見るのもよし。
周囲にはアイスや飲み物の販売カーが一台あるだけで、その他は何もありませんでした。
④Cape Greco
次は、グレコ岬に行きました。
自然豊かな岬で、国立公園に指定されている。石灰岩の崖と岩場が特徴的。シュノーケリングやダイビングスポットとして人気がある。
グレコ岬へ行くにはグレコ岬前のバス停(Bus stop Kavo Gkreko 1)から歩く必要があります。Cow‘s Archから行った私たちは約30分ほど歩きました。

レンタカーやバギーだと、この道のりも楽に進むことができます。

道中で、透き通るようなエメラルドグリーンの海が見えたので、海の眺めを楽しみながら休憩を取りつつ進みました。ところどころにベンチが設置されていました。

驚くほどに高い透明度です。

マリンスポーツも楽しそう。
レンタカーやバギーがない場合は、帰りも同じ道を歩いて最寄りのバス停まで戻る必要があるため、ここが一番体力を使うスポットかもしれません。
⑤Sea Caves
最後に行ったのは、Sea Cavesです。
自然に形成された海食洞。崖に波が何世紀にもわたって浸食を続けてできた洞窟。地中海に沈む夕日が見られる絶景スポット。

かわいい販売カー。アイスクリームが人気でした。少し歩くと、お目当ての崖に到着!


こんな崖から飛び降りている人たちがいて驚きました。
人気の撮影スポットがあるのですが、人が多すぎたので行くのを諦めました。

行く際は、滑らないように十分注意してください。


夕日スポットとして有名ですが、夕方は逆光になってしまうため、青い海をきれいに撮りたい場合は、午前中か日中に訪れるのがおすすめです。
帰りのバスは要注意!
帰りは17時前くらいでした。
Sea Caves最寄りのバス停(Bus Stop – Sea Caves)には、私たちの他にもアヤナパの街へ帰る乗客が複数人待っていました。
バスが到着したときには、すでに東(コノスビーチ方面など)からの乗客が多く乗っており、私たちはなんとか乗ることができました。
その後の停留所では、待っている人がいても「満員のため」と停車せずに通過しました。夕方の時間帯はバスが混雑しやすいため、注意が必要です。できるだけ東の方面から乗車するといいと思います。

宿泊先
アヤナパで宿泊したのは、ドミトリー宿のNissus Urban Stays Hostelです。
7月はベストシーズンで観光客が多いため、ホテルの料金が高騰しており、ドミトリーでも高かったです。
- 清潔感がある
- 民度が高くて周りが静か
- ベッドの設備が整っている
- キッチンがあり自炊ができる
- 近くにスーパーや商店がある
値段:ベッド1台30ユーロ(約5,245円)
ビーチからは離れていますが、徒歩圏内です。アヤナパ主要のバス停へは徒歩約12分と行きやすかったです。





booking.comで予約をしたのですが、その後、この宿の公式ページでデポジットの支払いが必要でした。最初は、「え、詐欺?」と思いましたが、チェックアウト後にちゃんと返金されました。
さいごに
以上、アヤナパの行き方や観光スポットをご紹介しました。
地中海の絶景が広がるビーチ巡りは、忘れられない思い出になること間違いありません。大切な人との海外旅行はもちろん、新婚旅行や家族旅行など、どんなスタイルの旅にもおすすめです。
日本人観光客はほとんどおらず(私たち以外は見かけませんでした)、異国情緒を存分に味わうことができます。
まだあまり知られていないキプロスのアヤナパで、特別なバカンスを過ごしてみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただきありがとうございました^^
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