古き良き中央アジアの雰囲気が漂う街、パンジャケント

丘を歩く女性 タジキスタン

タジキスタンでは、パンジャケント(ペンジケント)に2泊しました。

滞在のメインはセブンレイクス観光です。

ですが、せっかく2泊したので、パンジャケントの街もぶらぶらしてみることに。

はっきり言って、観光はセブンレイクス意外にないです。ただ、個人的にはパンジャケントの印象は大変良く、好きな街の一つになりました。

ウズベキスタンのサマルカンドから1時間〜1時間半で行くことができる国境の街でもあるので、ウズベキスタンを旅行されている方も行きやすいと思います。

この記事では、パンジャケントの街の様子について共有します。

パンジャケントへ向かう途中で見た羊。まぬけ顔が可愛い。

古代パンジャケント遺跡(Ancient Panjakent excavations)

パンジャケント最大の(唯一の?)観光スポットは、「古代パンジャケント遺跡」です。

ここは、古代遺跡都市です。

8世紀のアラブ襲来のときに住民が街を放棄して以来、古代都市がそのまま残っているため、『中央アジアのポンペイ』と言われているようです。

一応、世界遺産の一部でもあるようです。

Googleマップの口コミには、

遺跡はあってないようなもの

やら

遺跡よりも山々の景色の方が美しい

やら、結構な言われよう…。

実際、行ってみての感想。

この方たちの言うことは、あながち間違いではない。

遺跡に期待して行ってしまうと、「これだけ…?」とがっかりするかもしれません。

なので、「自然や眺めを楽しむ。その中にちょこっと遺跡がある」くらいに思っておく方がいいと思います。

こんな感じ

営業開始は一応8:00〜となっていますが、遺跡自体は何時に行っても入れると思います。(※博物館は8:00〜)

場所は、Googleマップを頼りにして行くと道が違ったり行き止まりになったり。迷路のようでややこしかったですが、地域の人が「ruins?(遺跡)」と聞いてくれて、「あっちだよ」と方向を教えてくれました。

少し迷ったものの、無事に到着。門や看板など観光地感や世界遺産感は特になく、「ここで合ってる?」といった感じ。

入場無料

無料で入れる世界遺産なんて、嬉しいですね。

ヤギがたくさんいました。

邪悪そうな変わったお花も。

遺跡の一部です。

当時は、商店、住居、寺院、宮殿などがあったようですが、今はこのような壁がちらほらと残っているだけです。

人が少ないので、遺跡(高原)には自分たちだけ。

当時の人々の暮らしに思いを馳せてみるのもいいですね。

道を進んでいくと崖になっており、その下に現在のパンジャケントの街が見えました。

丘の上から眺める街は絶景でした。

バザール

パンジャケントには、いくつかバザールがあります。

品揃えは豊富ですし、値段もスーパーで買うよりも安いことが多いです。そのため、フルーツやパンなど食材はバザールで買っていました。

時間帯によっては混雑していますが、ローカルな雰囲気が味わえて楽しいので、ぜひ行ってみてください。

シャシリクが食べたい!と言っていたら、八百屋のおじさんがわざわざ案内してくれました。バザール内にある、地元の人々が集う食堂へ。

チキンシャシリク1本14ソモニ(約200円)、チャイ2ソモニ(約30円)です。

パンやチャイが勝手に出てくることがありますが、それを食べたり飲んだりするとお金がかかる場合が多いです。フリーのサービスなのか確認を。

子どもたちもとてもフレンドリーで、にこにこしてくれました。

両替できるところもありました。

これらが、パンジャケントの中でも大きめのバザールです。

ツェントラリニ・リノク

ボゾリ・グリストン

食べ物

お手軽ファストフード

大通り沿いをぶらぶらしていて通りがかったシャワルマ屋さんに行きました。

お値段もリーズナブル。

メニュー上から2番目のシャワルマを注文。

一番小さい20ソモニ(約290円)のシャワルマでこのボリューム。

お肉も野菜もたっぷりで美味しかったです。

お店の名前と場所を記録していなかったのでわからないのですが、次に出てくるティーポットのある広場近くにありました。

現地人に大人気のアイス

街角に突如現れる巨大なティーポット。

そこでは、なんとソフトクリームが売られていました。

地元の人がよく食べているでの、どこで売っているんだとろうと気になっていたんです。

お値段一つ3ソモニ(約45円)

手を出しやすい値段なので、何度もリピートしてしまうのもわかります。ちなみに味は普通です。

一番の魅了

私が思うパンジャケント一番の魅力は、何といっても人の良さです。

道に迷っていたら教えてくれるし、声をかけてくれるし、目が合うとにこにこしてくれる人が多かったです。

子どもたちもあまり観光客慣れしていないようで、そわそわしながらも「ハロー!」と声をかけてきてくれました。

「日本人だよ」と言ったときには、キャーと喜ばれたり、一緒に写真を撮ってと言われたりして、まるでスター?という程のリアクション。喜んでもらえるのは、シンプルに嬉しかったです。

全体として、パンジャケントの人々はフレンドリーだけど、控えめで礼儀正しいです。嫌な絡まれ方をしたことは一度もありませんでした。

素朴で、温かくて、すごく居心地のいい街だと感じました。

さいごに

いかがでしたか?

セブンレイクス以外に観光スポットはあまりないパンジャケントですが、ただ街をぶらぶらして、古き良き中央アジアの雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^

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