キルギス旅の大本命、イシククル湖。
外国人観光客はもちろん、キルギス人からも休暇先として人気の場所だそうです。
私たちは、北から南へ合計6泊してイシククル湖を一周しました。

【イシククル湖一周の流れ】
- チョルポンアタ(1泊)
- グリゴリエフカ(1泊)
- カラコル(2泊)
- ボコンバエバ(2泊)
この記事では、キルギスの大自然を味わうことができるイシククル湖北の街、グリゴリエフカでの滞在について共有します。
グリゴリエフカへのアクセス
私たちはチョルポンアタに1泊していたので、チョルポンアタからグリゴリエフカへ向かいました。
まずは、チョルポンアタのバスターミナルへ。
ここでマルシュに乗りたかったのですが、閑散としたバスターミナルにはタクシーが数台停まっていただけで、マルシュはありませんでした。
ということで、移動手段は以下の3つ。
- マルシュを待つ
- いつ来るかわからない
- タクシーに乗る
- 高い
- ヤンデックスゴー(配車アプリ)
- すぐ来る、安い
⭐︎ヒッチハイクもよくあるワザだそうです
マルシュに比べるとお金はかかりますが、効率を考えて、ヤンデックスゴーで車を呼びました。
宿まで送ってもらえるので楽ちんです。
【1日目】ユルトに宿泊
グリゴリエフカでは、ユルトに宿泊!
ユルトとは?
中央アジアの遊牧民が伝統的に使用してきた移動式の住居。ゲルとも言う。
「Bel Zhan Yurt Lodge」という宿がとても素敵そうだったので、ここに泊まりたくてグリゴリエフカで1泊することに決めました。
宿に到着したのはチェックインの時間よりも前でしたが、入ることができました。

【Bel Zhan Yurt Lodge】
- 1泊2日で約7,290円
- 朝食つき(※夕食はオプション)
- チェックアウト時支払い
- クレジットカード不可
施設・設備

共用エリア。ここではWi-Fiを使うことができます。(※他の場所だとWi-Fiは使えない)
コーヒー、茶葉、食器などがあるので、ここでゆっくり寛ぐことができます。洗濯機があるのも、旅人にとっては嬉しいです。(無料)

宿泊するユルトです。こんなところに一泊するなんて、テンション上がります。
ユルトは全部で3つあります。一番手前にあるユルトは、ベッドが2台と、3つのユルトの中で一番小さいのですが、なんと共用エリアのWi-Fiが届きます。なので、2名(1名)で宿泊の場合は、一番手前のユルトがおすすめです!

ユルトの中はこんな感じ。5月の最初だとまだ寒いので、ライトダウンやヒートテックなどの防寒着を重宝しました。


ユルトの天井には、キルギス国旗にも描かれている模様が。

森の中の隠れ家みたいで、一つ一つがかわいいです。

シャワールームとトイレは屋外です。残念ならが、シャワーはお湯が出ませんでした。まだ肌寒い日だったのでシャワーは浴びず…。
私たちは1日目は宿でゆっくりするだけだったので問題ありませんでしたが、ハイキングから帰って来た日の夜にお湯シャワーが浴びられないのは少しきつそうです。
口コミにはお湯が使えたと書いていたので、時期によるのかもしれません。

トイレは水洗で、虫などいなくてすごく清潔でした。

手洗い場も充実。石鹸やタオルもあります。
何もしない贅沢
お昼前に宿に着いたので、十分時間がありました。
持ってきていたパンを食べ、温かいティーを飲み、敷地内を散策し、いっぱいに咲き誇る花を愛で、ハンモックに揺られ、ただひたすらゆっくり過ごしました。
他の宿泊客の中には、読書や編み物をする方も。





日本人は、旅行というと、何かと予定を詰めて忙しく動き回ってしまいがちです。私たちもそうです。
ただ、こうやってのんびり過ごす、“何もしない贅沢”を楽しむことも大切にしたいです。
何にも追われず、自然の中でゆっくり過ごすことができて充実した1日でした。
自家製食材を使った絶品ご飯
宿の周辺には、レストランのような場所はあまりありません。
追加料金700ソム(1,163円)で夕食を注文することができたので、少しお高めではありますが、お願いすることに。

サラダ

馬のお肉のプロフ

デザートのアイスクリーム。
どれも美味しかったです。(が、大食いな私には足りませんでした)

こちらは朝食。
この宿は、自家製でチーズやジャムを作っているようで、朝ごはんにそれらの食材を味わうことができました。
フルーツがごろごろ入ったジャムは絶品!朝の光を浴びながら、美味しいご飯を食べて幸せを感じました。
【2日目】グリゴリエフカ渓谷へ!
朝食を食べたら、いよいよグリゴリエフカ渓谷へ。
宿はチェックアウトしましたが、大きい荷物は預かってもらいました。
宿泊していたBel Zhanからグレゴリエフカ渓谷の入り口までは、徒歩で約1時間です。
イシククル湖は避暑地とも言われているくらいなので、5月初めはちょうどいい気温で、歩いていてとても気持ちが良かったです。

服装は、半袖にカーディガンやライトダウンを羽織って、暑くなれば脱いで調整していました。
そこまで過酷な道のりではないので、ラフな服装で大丈夫です。私はゆったりめのワンピースでした。ちなみに、靴はトレッキングシューズではなくkeenのサンダルです。


大自然の中をどんどん歩いて行きます。
渓谷の入り口まで来たら、次はこの地点を目指しました。
一本道なので、迷うことはほぼありません。
途中、ハチミツを売っているお店もありました。キルギスはハチミツが有名で、とくに“白いハチミツ”が人気なようです。



フレンドリーなおじさんが、いろいろと試食させてくれました。
白の他にも、オレンジ、ピンクなどがありました。フルーツを混ぜているようで、オレンジはアプリコット、ピンクはいちごの味がしました。
値段は、大きさや種類により500〜700ソム。小さいサイズがあれば欲しかったのですが、ないということで残念ながら見送りました。


「これぞキルギス!」という景色が広がっています。

鷹を見せにきた青年(商売)

馬に乗っている人とすれ違うことも。手を振ってくれる人が多くて嬉しかったです。


道が馬や牛の大群に塞がれることも。

目指していた地点まで辿り着いたくらいに、雨が振ってきました。
山の天気は変わりやすいので、レインジャケットなどの雨具必須です!
しばらく木の下で雨宿りして、雨が弱くなったら来た道を引き返しました。
少し進んだら雨が止み、一気に暑くなりました。気温差が激しいので、服装はやはり脱ぎ着して調整できるものがいいですね。

写真を撮りながらゆっくり歩いていたら、なんと、往復5時間のハイキングになりました。
さいごに
いかがでしたか?
グリゴリエフカは、カラコルに比べたらそこまでメジャーな観光地ではありませんが、お手軽にキルギスらしい大自然を味わえるスポットでした。
ハイキングしていたのは私たちくらいで、ほとんどの観光客は車で来ていました。レンタカーかタクシーチャーターで、降りたいところで車を停めるという楽しみ方もいいですね。

それでは、次はカラコル編です!

最後まで読んでくださりありがとうございました^^
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